槍と打ち合わせ
みんな久しぶり!メモは見たかな?見たい人は見てってね!
あれからしばらくして護衛の任務もなれてきた。
今日は神託がくる日で聖女様が中で話している。
因みにルンちゃんは外で自分の軍隊の訓練中だ。
ちょうどここから見えるのでたまに見ている。
外で待っていると聖女様が出てきた。
「お疲れ様です。」
「慣れたので平気ですよ。」
「因みに今日はどんなことを?」
「…それは後で話します。少し重要なことですので。」
「わかりました、今から報告に行きますか?」
「…そうですね、今報告してしまいましょうか。」
慣れてきた会話をしながら報告するために聖女関連担当大臣の部屋まで来た。
ノックをしているかどうかを確認する。
「失礼します、聖女様が今回の神託の件について伝えたいことがあるそうです。」
「わかった、すぐに集められるだけ集める。二人は会議に出る準備をしてくれ。」
大臣がそう返事をしたので準備をすることにする。
「聖女様、一旦部屋に戻って準備しましょう。」
「わかりました、スランも部屋に戻って準備してきてくださいね。」
「はい、ルンちゃんを呼んでから行きます。」
「よろしくお願いします。」
ここで一旦別れてすぐにルンちゃんを呼びに行く。
訓練場にたどり着きルンちゃんを呼ぶ。
「ルンちゃん!会議の準備あるから交代して!」
そう言うとルンちゃんが訓練の手を止めてこちらをにらみながら喋った。
「ルンちゃんって呼ぶなって言ってるでしょ!」
そう言いながらランドバレットを放ってきたのでウインドカーテンで防御する。
全く…土の方が風に有利なんだから魔力をより一層使わなきゃいけないからしないでほしいね。
「魔法を使わないでって言ってるじゃん、城を守る僕の気持ちを考えてよ?」
「あんたがルンちゃんって呼ばなければいいでしょ!」
こうしてると周りで訓練してた騎士たちがざわざわしてきた。
「おっ、始まったぞ。隊長とスランさんの夫婦漫才。」
「ほんとに仲がいいよな。案外付き合ってたりして…」
「隊長は否定してるけど気はあるんじゃないか?」
「そんな訳ないでしょ!」
ルンちゃんはいつも否定してるけど騎士の中ではこんなことが噂されていた。
僕は面白そうだからご想像にお任せしてる。
ルンちゃんは不本意ながら聖女様の護衛に行った。
「貴方達!ちゃんと訓練しときなさいよ!」
ルンちゃんが聖女様が歩いてたところまで行ったのを魔法を確認してから自分の部屋に行く。
会議用の服装になって会議控え室まで行く。
ノックをして中に入ると聖女様とルンちゃんが待っていた。
「お待たせしました、遅かったですかね?」
「いえ、全然待ってませんよ。まだ時間があるので座ってください。」
聖女様に言われて正面の椅子に座る。
座ったらルンちゃんも座り聖女様の話が始まった。
「今回のお告げは…ゴーラーダ王国に行きなさいという内容でした。」
ゴーラーダ王国?あのダンジョン大国の?
「あそこのダンジョンに何か用でもあるんですか?」
「はい、私達の戦力増強をするためだそうです。」
「戦力を増強?」
「えぇ、この世界のバランスを保つために必要不可欠らしいです。」
世界のバランス?保つ?
「セフィ、多分こいつそれ知らないわよ。」
「あっ、すいません。そういえば話していなかったですね。」
そう言ってこちらを向いて話し始める。
「世界のバランス自体は五年くらい前から不安定でした。」
五年前から…
「でも、最近になってから急に崩れ始め始めて、」
最近から崩れ始めたのか…最近の魔物の出現がおかしいのと関係が?
まだ確信は持てない。
「コール様も勇者を連れてきてくれるそうなのですが万が一のために備えて欲しいから今回はこのようなお告げが来たと思います。」
「セフィ!今なんて言った!」
「えっ?コール様が勇者をt」
「そこまで世界が崩れ始めてるの?!」
「…おそらくは、そういうことだと。」
勇者が来るレベルだと…魔王か。
確かに結構大変な状況だな。
暫く静寂が続く。
「…で、ゴーラーダの何処に行くか聞いた?」
ルンちゃんが聖女様に聞いた。
「四方の洞窟らしいです。どんなところかはよく知りません。」
四方の洞窟か…随分と面倒くさいのを指名したな。
「四方の洞窟?ゴーラーダ王国の王都の中心にある洞窟の事かしら?」
「いや、そこも四方の洞窟だけどもう一つ、…いや四つある。」
「…どういう事?私そんな事知らないけど。」
「?」
二人ともわかってないような顔をしているから説明しよう。
「ルンちゃんの言った通り王都には四方の洞窟があるんだけど、東、西、南、北にもあるんだ。」
「どうゆう事?五つのダンジョンが四方の洞窟って事?」
「正確には四方の洞窟の後に“東の方“みたいに着くんだけどね。」
「…あんたは何が言いたいの?」
「果たしてその四方の洞窟だけなのか、もしくは全てまとめて四方の洞窟と言っているのかが分からない所なんだ。」
「なるほど、それは紛らわしいわね。セフィ、どっちかわからない?」
「…多分こういう時はコール様が私達を試してる節があるので教えてくれないかと。」
「わからないし教えてもくれないのね。」
試してくる事もあるのか…神様が考えることはわからないな。
暫く話していると会議がそろそろ始まると言われたので会議室に向かう。
実は一人書き忘れたんだよね。
KHRBお願いします。