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槍と実力 前編

これから土日と平日二回に更新下げます。

後更新遅れてすまん

「ほう、聖女に忠誠を誓うのか。」


「はい、僕は聖女様に忠誠を誓います。」


「我が国の騎士になるのに聖女に誓うと。」


国王陛下がそう言ってくる。


「何があっても僕は聖女様に忠誠を誓います。」


「…面白いやつだな!よし、認めてやる。特別にお前を聖女専門の騎士にしてやろう!」


こちらを脅すような顔から一瞬で気さくの良い顔に変化した。


「えっ…」


「ガート様は普段は気さくな方なんですよ。初めて見た人は驚かれる方が多いんです。」


聖女様が補足してくる、確かに驚いた。

そう言うと国王陛下が困ったような顔をして話し始める。


「そうゆう事は言わないで欲しいんだけどな。取り敢えずお前の扱いについて決めてくぞ。」


「あの…」


「なんだ?なんか言いたい顔してるじゃねぇか。言ってみろ。」


「こう言うのって国王陛下の一存で決めていいんですか?」


一人でやると批判が出るのは分かってる筈だ。


「それの事か、大丈夫だ。会議で俺と聖女とお前で決めるって結論に至ったから平気だ。」


よかった、なら安心した。


「まず、最初に言った通りに聖女様専門の護衛騎士の仕事から説明しよう。」


「専門って事は通常の騎士の仕事はしないって事でいいんですか?」


「おう、その通りだ。お前の仕事は主に三つ、一つ目は護衛だ。これはそのまま護衛をしてもらうだけだ。」


まぁ、それは予想は出来ていた。


「二つ目は身の周りの世話だ。これはルナミスがやるからあまり気にするな。」


「掃除くらいなら出来ますよ、僕。」


「まぁそれは聖女様に頼まれたらやってやれ。三つ目は聖女様のお願いを聞け。それだけだ。」


お願い?


「お願いとは?」


「お前が出来る限りの事をすればいい。聖女様も無理難題は出さないだろう。」


出来る限りか…まぁ僕が嫌がる事はしないだろう。


「丸一日の休日はなるべく取らないで欲しい、ルナミスが徹夜する羽目になる。警備面でも薄くなるからな。」


「まぁ取る気ないですけど、取らなくても困りますよね。」


「そこら辺はルナミスと相談してくれ。給料だがそうだな…お前の腕にもよるけど最低でも五万コールは約束してやる。」


ここで聖女様が話に入ってくる。


「では国王陛下、ガロンさんと戦わせればいいですよね。」


「別にいいが…大丈夫か?あいつは国一番の実力だし、手加減とかh」


「大丈夫です、亜竜種も倒せますし手加減など必要ありません。ですよね?」


そう言ってこちらを見てくる聖女様。


「おう…そう言うなら明日出来るように準備しておこう。そういや盗賊に二回も襲われたと聞いていたが平気だったか?」


盗賊?二回どころか一回もいた記憶が無い


「二回?一回ではなくて?」


「あぁ、なんでも行きと帰りに一回ずつ来たらしいな。身柄もあるから嘘では無いと思うが。」


多分ルンちゃんが隠してるな、報告無しとはどうゆう事だ。


「報告無しですか…スラン、ルナミスにどうゆうお仕置きをしましょうか。」


「じゃあ僕がいつもルンちゃん呼びします。」


「あら、それはいいですね。人前で恥ずかしい思いをさせましょう。ルナミスはそうゆう事されると恥ずかしいから。」


「…そうか、頑張れよ。」


国王陛下が苦笑いをしていた。


次の日、僕は訓練場に訪れていた。

もちろん聖女様を護衛しながらだが。


昨日は王城の一室で止まらせてくれた。

王城の部屋は凄いな、そんな事を思ってしまい緊張してあまり眠れなくて少し眠い。

槍の準備をしていると双剣を持っている男が来た。


「おっ、お前が今日ガロンと戦うスランか?」


「はい、そうですけど。」


「俺の名前はゼータ、第四聖の隊長してる。よろしくな!」


紫色の髪と緑の目を持つ男がゼータと名乗った。

ゼータさんか、僕と同じ風属性だったかな。


実力的には大体上から三番目くらいだったはず。

ルンちゃんより弱いけど十分強い。


「初めまして、スランです。今後ともよろしくお願いします。あっ、後でサインください!」


「おっなんだ、俺のファンか。」


「いえ、僕は騎士が好きなんです。」


「そっそうか…」


「ゼータ、自分のファンだと思ってたの?ダサッ!」


その声が聞こえる方向を見ると魔法使いみたいな人がいた。


「メーラ!なんだよからかいやがって。」


あれがメーラさんか、確か四属性を使える天才だったっけ?

火、水、土、風の四属性を主に使い、複合属性も使うので天才と言われるのは納得だ。


確かゼータさんとは幼馴染だった気がしたな、本に書いてあった。

オレンジの目と虹色の髪を持ちスタイルは抜群だと思う。


「メーラさんとゼータさんは幼馴染ですよね。」


「そうだけど、正直こんなやつと幼馴染なんてなりたくなかったんだけどね。」


「はぁ!俺だってお前なんかと幼馴染なんてなりたくなかったわ!」


仲が良く無いのも知っている。

その喧嘩をしている間にガロンさんが訓練場に来ていた。

他の隊長と話している。


「そろそろ準備してきますね。」


「わかりました、頑張ってくださいね。」


聖女様に声をかけて最終調整に入る。

最終調整も終わり訓練場に入るとガロンさんが待っていた。

KHRB良ければお願いします。

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