槍と事後処理
さあついにメインとなる国に行きますよ!まだあるけど…
「やらせてもらいます。」
やる事にした。
あんまり飛び級は好きでは無いのだけど仕方ない。
聖女がなってもらわないと困ると言っていたり、神のお告げがと言っていた事からならないと困るんだろう。
護衛騎士には興味無いがこの国で騎士になれないなら確実になれるようにしないといけないし。
当然だが国から出るのは難しい。
貴族にならないと出られる事は一切なく、貴族でも出る事など一回あれば幸運と言われるほど出る事はないのだ。
昔は冒険者と言う他国の国境をこえる事のできる職業があったらしい。
そんなの諜報員を送り放題なのに、なぜそんな職業が成り立ったのは世界中の歴史研究家が調べている世界四大謎だ。
僕は大魔王の森から他国に逃げようとしていたので聖女と一緒に出た方が諜報員としては疑われないだろう。
他国の人は基本的になれない、ならこの話を受けた方が騎士になれる。
「ありがとうございます、詳しくは移動中や国に帰ってから説明させてもらいます。」
そう言って、中に入って行く聖女…いやもう話を受けたんだ、騎士として主人には敬意を払話ないと。
聖女様に付いていったルナミス様を見た後、僕はさっき倒した物を見た。
「やっぱり、どっかで見た事があるんだよな…」
体は赤くて鱗のような物を体中に纏っていて全長二十メートルを超えている。
体から生えている羽はそんなに大きくはない。
鱗、羽、そして大きな体…あっ!
「もしかして、ワイバーン?」
この特徴は完全にワイバーンだな。
もしかしてこの前戦ったワイバーンと…関係ないか。
一応調べるか。
魔物の一つの特徴として番になると魔力の一部をお互いに付け合う行為がある。
昨日ミラさんが番の特徴が発見されたと言っていた。
実際はもっと前に発見されたのだが秘密事項になったらしい。
国民を不安にさせないとはいえ、それを魔買いのトップ層の人達にさえ言わないのはなんでだろう。
ミラさんの言っていた魔力の波を調べると一緒だった。
僕の仮説は合ってたけど、それでも巣にいなかったのはおかしい。
たしかに僕は番の特徴はあると思っていたけど、それでも巣にいないとは…何か理由が?
考えていると、聖女様が戻ってきた。
「スランさん、私達は六日後までここにいますのでその日に王城までに来てください。国王には話を通しているので入れますし外にも出る手続きもしましたので。」
「わかりました、後僕の事はスランでいいですよ。もう護衛ですし。」
「分かっていますよ、ではまた。」
そう言って戻っていった聖女様は戻っていき、僕は王城から出ていった。
次の日、今回の事はすぐに発表された。
世間ではこの事は昨日から噂になっていたらしい。
だけど、実際とは少し違った。
クリムゾンホークまでは一緒なのだが、最後のワイバーンについては何も言っていなかった。
勿論そんな事は一部の人間しか知らないし正体についてはわかっている人はそんなにいないので言わなくても特に言われていなかったが時間の問題だろう。
第二王子は勿論評判が落ちた。
あそこで見た人が大勢いたので当然だとは思うが。
聖女様の国、イレイサ王国へ行くので勉強して行く。
本屋に行って『シアラ大陸の国々』を買いに行く、三千五百コールした。
「イレイサ王国はどこかなっと。」
目次を見てページを把握して、見てみる。
イレイサ王国
太陽の神コールを主神とするイレイサ教を信仰している国。
あまり国面積は大きくはないが、兵力はとても高く他国との合同訓練では一度も負けた事はない。
騎士団の編成は六団あり呼び方を聖団と呼ぶ。
第一聖団…聖団最強。
基本的な仕事は王城守護であり、戦争の時でも王城を動かない。
第二聖…魔法を使う聖団。
主に見回りをする聖団。
魔法を使うと言ったが、近接格闘も出来る。
第三聖…回復魔法を使う聖団。
治療院を主に仕事場にしている。
第四聖…王都の外周を主に警備している。
騎士に任命されると一番最初に配属される聖団。
第五聖…様々な場所に行き街の平和を守る聖団。
ここで出世すると第一聖になる。
第六聖…聖女護衛を主にする聖団。
この聖団は聖女護衛以外の仕事は戦争に出る。
聖女とは、神が先代聖女にお告げで選ばれた者である。
聖女は高い光の適正があり、お告げによって様々な場所へ行く。
また護衛騎士と結ばれることが多く今までの結婚率は、驚異の九十パーセントを超える。
あ…待て、僕がそうなるとは限らないから。
イレイサ王国は大きな闘技場を持ち、聖女が成人する時に盛大に行われる。
その時に様々な料理が出るのだがこれが美味いのだ。
イレイサ王国は料理大国とも呼ばれている。
イレイサ王国で出来た料理は世界的に有名である。
こんな所か、料理大国か…暇な時に作ってみようかな?
残りは暇な時に読もう。
本を机に置き明日の準備をする。
明日はこの家を売ったり家の物を売ったりしないといけない。
空間拡張袋は持っているのでこれである程度は持っていける。
この家に思い入れはあるが母さんはこの家を何かあったら売れと言っていた。
それで売るのもどうかと思うが今回は他国だから仕方ない。
今までありがとう。
KHRBよろしくお願いします。
もう…頭のライフが…ゼロ…ガクッ