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槍と戦い 3

閑話を一話消しました。

クリムゾンホークが動き始めたと同時に動き始めた影はこちらに近づいてくる。

まっすぐこちらに来ている訳ではなく警戒しながら向かっている。

よほど警戒心が高いのか少しずつ近づいてくる。


ウインドサーチでは魔力が強大なのはわかっている。

ただし、今回は相手がとても警戒心が高いので魔法で一気にトドメを刺さなければいけない。

あまり連続して使いたく無いのだが、ウインドスピードを使う。


身体強化は体を強化するだけは最初の方だけで、属性によって更なる強化をする。

火は更に強化され、水は思うように動かせ、土は固くなり、風は思考速度上昇だ。


他にも属性があるが基本的なものはこんなかんじだ。

風が強すぎるという意見があると思うが、そこはちょうどいい調整をしてある。

ウインドスピードを使い思考処理速度を上昇させ詠唱を始める。


「風の精霊達よ、我に強大なな力を分け与えよ。我望むは世界の全てを吹き飛ばし、我が身に降り注ぐ厄災を振り払う強大な風、生命を根絶させる滅びの風。風はいくつかに分かれ、その数を四つに分かれ更なる力がここに召喚する。我代償はそれに見合う代償なり。ありとあらゆる物を消し飛ばして消え失せよ!」


設置型(ステイモード)四重奏式(カルテット)魔法(マジック)ウインドブラスト!』


流石に詠唱が長すぎるので簡易詠唱する。

いくらウインドスピードで詠唱出来るとはいえウインドブラストは詠唱が長すぎて間に合わない。


四重奏をしたので詠唱を四回しなければいけないので尚更だ。

四重奏にしたのは自分の火力がそんなに高く無い事は知っているので保険をかけている。

設置型はその名の通り設置出来る。


今はまだ設置していないがそれは相手がよほど用心深いため、確実にするために設置していない。

準備を終えてクリムゾンホークの方を向くと、ルナミス様が六体程倒し終わっていた。

残りもそんなに多くなくすぐに終わるように見える。


一体、一体と倒していくとその気配は段々と近づいてく。

そして最後の一匹になった瞬間一気に近づいてくる。


何かに対応すべく魔法の準備をする。

何者かが王城の敷地に入った時最後のクリムゾンホークが倒された。

その瞬間一気にこちらへ近づく、その狙いは…


「聖女様!後ろ!」


聖女だった。

流石にそれは予想外だったが近くにいたので間に合う。


「ウインドブラスト!」


そうした瞬間攻撃して来た奴は四つの魔法は口の中に全て吸い込まれ、口が破裂する。

危なかった…聖女が死んでいたらこの国は終わっていただろう。

…まぁもう僕には関係ないか、騎士になれない国にいる必要性は特にないから。


どこに行こうかな?でも聖女を助けたから、イレイサ王国に行ったら騎士にしてもらえる可能性はある。

マルマー帝国には行けないから、そこは残念だなこの国は。


口が破裂した何かは顔がないがどこかで見た事がある、どこだったか?

まあとりあえずは聖女を慰めよう、怖かっただろうし。


「大丈夫ですか?すいませんね、コイツを引っ張り出す為に囮にしてしまって。」


そう言うと、目を閉じていた聖女が目を開けて、戸惑う顔をしているがお礼を言ってくる。


「…ありがとうございます。」


その後ルナミス様がすぐに来て聖女の心配をする。


「大丈夫ですか、聖女様!すいません、私の油断がこのような事には…」


「いえ、自分で外に出ると言ったのです。自業自得ですので…」


一通り二人の話が終わると僕の方に向く。


「改めて、今回は助けてくださりありがとうございます。お陰で命拾いしました。」


「いえ、今回は聖女様を囮にしましたのでお礼などはいりません。」


一応聖女様と呼んでおく。

そう言うとルナミス様が怒ってくる。


「なっ、お前!聖女様を囮に使うなど」


「ルナミス、いいのです。そうした方が被害も少なくできたんですよね?」


そんな事はないが話を合わしておく。

狙いは何かわからなかったが、おそらく多分聖女を最初から狙っていたのだろう。


「はい。あの魔物が聖女様を狙っているのはわかりましたが、用心深かったので…」


「どんな感じだったんですか、あの魔物は?」


「はい、あれは…」


聖女が聞いてくるので今までの事を話す。

全てを話すと納得したような顔をした。


「なるほど、そんな事が…」


聖女が決心がついたような顔をしる。


「スランさんは先程の話覚えていますか?」


多分勧誘の事だろう。


「はい、一応覚えてます。」


「そのお返事を今聞こうかと。」


そう言うとルナミス様が反対してくる。


「何を言ってるんですか!コイツは聖女様を囮にするような奴です!とても護衛に認められません!」


そう言うルナミス様に聖女様が反論する。


「彼は今、護衛ではないから私を守る義務なんて無いです。昔から騎士を目指していたらしいですし護衛になればちゃあんと守ってくれます。ですよね、スランさん?」


こちらを向く聖女。

勿論だ、主人を危険な目にあわさせないようにするに決まっている。


「彼はこの護衛隊には持っていない技術を持っていますので必要だと思いますし、何より神の予言通りに従うべきなのですので。」


神のお告げ通り?別に僕は…


「改めて聞きますスランさん。護衛騎士に、なってくれますか?」


僕の答えは…

KHRBよろしくお願いします。


書く気がぁ

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