表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/277

閑話 聖女と護衛 前編

すいません、時間無かったんです、許してください。

私はセフィリア・イレイサと申します、今年で十二歳になります。

今は神のお告げに従い隣国のソードベル王国に向かっている途中。


何故向かっているかというと…異性の護衛騎士を見つけるため。

正直なところ、私自身あまり男性の方は好きでは無いのですけど…


探しに行くか行かないかは聖女本人が決めるのですがお告げを聞いた聖女は全員探しているんです。

私はその事について幼い頃からずっと考えていました。

そして二年前のある時、私は答えにたどり着きました。


今まで護衛騎士についての神からのお告げは私を含め二十二回なんです。

そしてその代の聖女の時に勇者が必ず存在する。


ここまできたら分かります。

護衛騎士を探さないと魔王関係で何かが起こるかもしれない。


二年前の私はそこまでたどり着きました。

だけど最後の部分だけはどれだけ探しても見つかりません。


どうしてだろう?と思いながらも私はこの事について考えるのをやめました。

そして、この考えは合っていたんです。


今年、私にもお告げが来ました。

その内容は、


『ヤッホー!元気?セフィちゃん。早速だけど今回は護衛騎士について話しちゃうよ!』


…今思いましたか?神様のテンション可笑しいなって。

私も最初はそう思いました。


他の人に聞いても『神様は接しやすいように話してるんだよ』と言われましたので、そうゆう事だと思って聞いてください。


『今回は今までで一番探すの大変かな?名前はスランで槍を使ってる子だね。凄いよね!だってこの国剣でしか戦うことしか能のない国なのに!まぁ最近はましになってきたけどさ!』


最初に爆弾を落としてきました。

一番探すの大変なんて!って思いますよ。


でも名前は教えてくれる分優しいです、助かります。

剣だけで戦う国という事はソードベル王国しかありませんね。

そんな中、槍を使うなんてどんな人でしょう?気になります。


『剣帝と魔帝の子で魔法、武術の才能がこれでもかと詰まってるよ!しかも家事全般出来ちゃうからいいお父さんになりそうだね!』


剣帝と魔帝の子ですか…会った事はないですがソードベル王国初代国王以来最強であるという事は知ってます。

それと最後のは…いります?


『でさ、なんで剣使わないの?って思った?』


それは少し思いました。

お父さんが剣を使ってるならそれを使うはずなのに。


『でも本人には剣の才能が全くないの!二人共ある程度は剣使えるのにね?魔法の才能は風と光の二種類あるよ!まぁこれくらいが情報かな?あっ!後二つ名が神風って事!』


剣の才能が…そうですか、全く無いとは悲しい思いをしたのでしょう。

後魔法は風と光は凄いですね、普通の人は基本一種類しか属性は持てない分そう感じます。


二つ名が神風という事は…有名人ですね。

あれ、ならなんで難しいんでしょう?


『難しい理由なんてどこにあるの?と思うそこの貴方!難しい理由は知名度ではなく期限なんです!』


期限…ですか。


『なんと消えるのが六週間後!最初見た時早!って思うくらい早かったんだからね!』


コール様が言うのならばそうなのでしょう。

ちなみに言い忘れてましたがこの人、コール様です。

最初に喋った時はイメージが一気に崩れましたよ。


『基本的に期限は大体二年くらいあって早くても一年はあったんだよね。なのに今回は大幅に記録が更新されなんと一ヶ月半だよ!ビックリするよね!』


そんなに短いの!それなら早く行かないと…


『他国にいるから承諾に時間がかかるし、護衛するのも大変だし、なのに相手は残り一週間にならないときてくれないとゆう難易度MAXな状態なんだよね。』


最初の二つはわかります。

他国ですからいくら同盟国でも承諾には時間がかかるでしょうし相手にも都合があります。


私を護衛するのも大変ですが…最後のはなんですか!

なんですか?実質一週間では無いですか!難易度高く無いですか?


『最後の一週間とは言ったけど、実質最初の一日しかなってくれないかもしれないからよろしくね?』


一日だけ?えっ本気で言ってるんですか?難しすぎないですか?


『まぁ探さないと人類が滅ぶほどの危機に面するから頑張ってね!またね!』


えっ!ちょっと待ってくだ…行ってしまいました。

人類が…ですかこれは頑張らないといけませんね。


この事を高位の方に伝えて速急に会議とソードベル王国に通達する準備をし始めました。

実質一日だけですから大慌てです。


これから少し眠れないかなぁ…

私、五年前にこの事を知っていたら多分やろうとは思はなかったですね。


お父さんとお母さんから別れるくらいならこんな大変な事しません。

朝早く起きて、祈りを捧げる、ここまではいいんですけど…

食事制限されたものを食べて、その後お昼まで勉強するんです。


私、ご飯好きなのに毎食同じ様なものばっか出てくるんです。

折角料理大国に生まれたのに料理を堪能できないなんて…


でも、それよりももっと嫌な事があります。

それは貴族との面会です。


だって「うちの派閥を支持してください。」とか「うちの息子はどうですか?」とかそんなことばっかり言ってくるんです。


正直相手にするのも疲れます。

結論から言うと貴族は面倒なんです!


いつも引きずるし、時間になったら少し睨んでくるしで本当に面倒なんです。

そんな事を考えながら、私は外を眺めていた。

ブクマ一件目はマジで嬉しかった!

KHRBよろしくお願いします。

後、ブクマしてくれた人有難う!嬉しすぎて夜も八時間しか眠れなかったぜ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ