表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/277

槍と襲撃

ランク表を読み飛ばしても一応読めます。

簡易詠唱は、その名の通り詠唱を簡単にして魔法を行使する技である。

それを使ってウインドサーチを使うと、レッドホークらしき気配が三十匹合るが、その奥に数匹さらに大きい気配があった。


それだけならいいのだが、何故か後ろ側に気配を感じる。

僕はそれが気になるが、よほど用心深いのか全然近づいてこない。

気配を隠すために『ウインドカーテン』を使って身を隠す。


「あれ!スランさん、どこいったの!」


よし、この近くで気付かれないなら大丈夫だろう。

困惑するカイシをおいていってさっさと外まで行く。

そこには、


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「助けてくれー!」


「なんでこんな所にレッドホークが!」


「おれのうでがぁぁぁぁぁぁ!」


「お前ら!身を盾にして守れ!」


そこら中から聞こえる悲鳴と怒号が鳴り響く。

その中には、聖女が騎士達を回復していた。


「『ハイヒール』、これで大丈夫ですよ。」


「ありがとうございます、聖女様。」


そう言って戦場に戻っていく騎士の隣には、レッドホーク三体相手に無傷のルナミス様がいた。

そうして少したったころ、レッドホークが少なくなってきて勝利ムードが漂う中少しデカイ影が映る。


そこに出たのはクリムゾンホーク。

ランクは一つ上の8。


出てきた瞬間、半分の人達が戦意を失う。

ここで少し遅いがランクの話をしよう。


ランクには0から20まで段階がある。

そのランクの基準は基本的に戦闘をしたことが無い成人男性の身体能力を基にしている。

あくまで基にしているだけで、実際は少し違う。


ここに書いてある表はあくまでも、一対一の場合だと考えて欲しい。

では見ていこう。


ランク0…基本的には成人した人なら勝てる。

又、十歳の子供なら気を付ければ勝てる。


ランク1…成人男性なら基本勝てる。


ランク2…成人男性でもきついが、鍛えてる人なら勝てる。


ランク3…兵士なら勝てるが、殺されるケースがある。


ランク4…兵士でも勝てなくなるが、騎士ならまだ勝てる。


ランク5…騎士でも余裕がなくなる。


ランク6…騎士団単位で無いと負ける可能性がある。

騎士団単位は大体百人くらい。


ランク7…二つ名持ちだと、ここまでは倒せる。


ランク8…二つ名持ちでも、下位の人だと負ける。


ランク9…二つ名持ちでも、一握りの人だけが勝てる。


ランク10…二つ名持ちでも、上位100までに入るなら勝てる。


ランク11…二つ名持ちでも、上位10までに入らないと負けてしまう。


ランク12…現在この大陸で確認されている最高ランク。

二つ名持ちでも負けてしまう。


ランク13…英雄レベルじゃないと負けてしまう。


ランク14…歴代勇者に付き添っていた仲間ぐらいのレベルなら倒せる。


ランク15…ある程度成長した勇者なら余裕で倒せる。


ランク16…魔王決戦前の勇者なら倒せる。


ランク17…魔王軍幹部レベル。

勇者と仲間が一緒になれば勝てる。


ランク18…歴代魔王の中でも特に弱い部類に入るランク。

勇者達でも苦戦する。


ランク19…通常の魔王のランク。

多くの犠牲を払って討伐できる。


ランク20…初代魔王、大魔王(サンシャイン)のランク。

世界滅亡の危機にするほどの強大な力を持つ。

討伐することはほぼ不可能。


このようになっている。

ここでクリムゾンホークのランク8を見ると二つ名持ちでも負けるかもと書かれている。


そのため、この大陸の騎士団だと平均して数で押し切れるのは、ランク7まで。

それ以降は二つ名持ちが討伐するという流れだ。


今この国で働いている人は二人。

堅牢とミラさんだけだ。


そのうち堅牢はマルマー帝国の最前線にいて、これる状況下では無い。

対してミラさんは来れなくも無いのだがそれをしてしまうと騎士団の信用度が一気に落ちてしまうので行けない状況下だ。


この状況下で動けるのは勿論…


「聖女様、下がっていてください。流石に私でも守りながら戦えません。」


「わかりました、ルナミス。怪我しないでね?」


ルナミス様だ、このじょ…えっ?カード・ソードベル?

あれは入れたら二つ名持ちの人が可愛そうだから。


ソーダルトよりって言ったけど、ソーダルト自身結構強いからそれより弱いと流石にクリムゾンホークは荷が重すぎる。


気を取りなしおて、この状況下ではルナミス様しか動けない。

聖女を守るために戦ったと言っとけばミラさんとかがやるよりも騎士団のダメージは少なくなる。

イレイサ教は魔物に対してはあまりいい感情を持ってないので、そう言えばいいからだ。


ルナミス様は決して弱い方では無いので負けることは無い。

クリムゾンホークとルナミス様が接敵する瞬間、後ろの気配が動き始めた。

多分僕の存在には気づいて無いのだろう、そこは好都合だ。


ウインドサーチによる結果では気配が分かることから風以外だとゆうことが分かる。

もし、相手が風属性ならウインドサーチでは近くにまで行かないと分からないからだ。

動き始めたのを確認して、僕は魔法の準備を始める。

はぁ…詠唱を書く時間が始まる…

この話の後は閑話、聖女と護衛で、閑話です。

KHRBよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ