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槍と食事

これ書いてる時、一話投稿された日です。

ミラさんからサインを貰うと丁度職員さんが来たのでお金を貰い魔買いから出た。

食材を露店で買って家に帰って晩御飯の準備を始める。

ご飯を食べて明日の準備してやる事をやり今日は寝た。


そして、兵士試験前日まで何事もなく過ぎていった。

僕の中で一番可能性が高かったワイバーンが二匹いる場合はほぼ無いだろう、とゆう結論が国の考えだ。

俺はまだ疑ってはいるが…


今日はミラさんからの誘いで一緒に食事をする予定だ。

因みにさん付けは話し合った結果、付ける事にした。


男性とあまり接点の無いミラさんには呼び捨てはレベルが高かった。

第二王子は男と見てないのでノーカンらしいけど。


待ち合わせの場所に着くとミラさんが男…ではなく女に囲まれていた。

ミラさんが男だったらモテモテだなと思う。

困っていると思うので僕が声をかける。


「お待たせしましたミラさん。大丈夫ですか?」


「あっスラン君!助けてくれないか?少し困っていてね。」


横を見るといかにも遊んでそうな三人組がラッキー!、みたいな顔をしている。

その内の先頭に立つリーダーみたいな人が声を掛けてくる。


「あの〜、一緒にこれから遊びませんか〜?絶対に楽しいし、人数が多い方が絶対に良いと思うんですけど〜どうですか〜?」


「遠慮しときます。今日は二人で食べに来たので。」


「そう言わずに〜一緒に遊びましょうよ〜。…一緒に来ないんだったら、それ相応の痛い目にあって貰うしか無いんだけど?」


急に雰囲気を変え、こちらを脅してくる。

暴力で来るならミラさんがいるから心配してないが他だと少し危ういかもしれない。ここは冷静に…


「…痛い目とは?」


そう聞くと、ニヤリと笑い話していく。


「あそこに〜男の人が見えるのわかりますか〜」


指を向けた先に顔が怖い集団がいる。

見た感じ十人はいる。…暴力か、なら平気だな。


「それが何か?」


「…随分と余裕ですね〜何か勝てる証拠でもあるんですか〜」


「勿論。ミラさんは元騎士だよ?チンピラ程度なら余裕だと思うけど?」


女がビックリすると同時にミラさんが抗議してくる。


「スラン君!?まさか僕一人で戦わせるつもり!?」


「そんな訳ないじゃないですか、僕も一緒に戦いますよ?これでも一応トップランカーですよ、僕?」


「とっトップランカー?」


トップランカーとは何かと考える女に教えてやる。


「僕、一応魔買いの方でトップランカーでして。神風って言うんですけど。知ってますか?」


そう聞いた瞬間、女達が後ろに下がっていく。


「そっそういえば今日は用事がありました!さようなら!」


そう言って女達がどこかに行き、さっきまでいた男達もどこかへ行く。

それを見てからミラさんに声をかける。


「大丈夫でしたかミラさん。ビックリしたよ、まさか女性に絡まれているなんて思いませんでした。」


「ははは…いつもは直ぐに引いてくれるんだけどね、今日は変なのに絡まれちゃって大変だったよ。」


逆ナンパはされた事あるらしいな。

まぁミラさん女性だからナンパじゃないけど。


「でも凄いですね。ミラさん男だったらモテモテって事ですよ?」


「…そうゆう事は言わないでくれないかい?悲しくなってくる…」


「…そうでしたね。さっ、気を取り直してご飯食べに行きましょう?ミラさんのオススメなんですよね、楽しみです!」


「そういえば明日兵士試験だけど大丈夫?あんまり食べ過ぎない様にしないとダメだよ?」


ミラさんが明日の事について話してきた。

心配の様だが平気だ、それくらいはわかっている。


「流石に分かってますよ。でもそれ以上に今日が楽しみなんです!」


「そんな事言って落ちても知らないよ?僕はもう騎士団を辞めてる者だから口出しや推薦は出来ないからさ。」


「大丈夫ですよ。今日はお酒飲む気ありませんし、ミラさんのオススメを食べるぐらいに止めるつもりですから。」


そんな話をしているとミラさんが「ここだよ。」と言ったので見てみると絶対に高そうなお店であった。

店に入り席に着くとミラさんに聞いてみる。


「ミラさん、ここって絶対高いですよね?」


「そんな事ないよ?確かに一般の店よりかは高いけどその分納得するくらい美味しいんだ。」


そう言うが僕は少し不安だ。

だって照明はシャンデリア。

机には白いテーブルクロスが敷いてあり、王宮で流れそうな音楽が流れている。


そう思ってるとここの店員が冷水とメニューを持ってきた。

それを見てみると、


(…高っ!何?ステーキ百グラム一万コールって普通のステーキ二十個は買えるよ!)


めっちゃ高かった。

僕自身一万コールを超える買い物をした事無いので余計に、だ。


「…やっぱり高いじゃないですか。一万ってなんですか一万って。」


「?、君の稼ぎならこれくらい毎日来ても無くなる事無いんじゃないか?」


「そりゃ払えますけど、僕自身一万どころか五千を超える買い物した事無いので、少しハードルが高いとゆうか…」


少しビックリした顔をするミラさん。


「えっ、と、今までで一番高かった買い物は?」


「…最近活躍している騎士大全四千五百コールです。」


「!、…毎日使う平均はいくらくらい?」


「大体千五百コールくらいです。」


「…全然使って無いじゃないか。大体それぐらいだったら魔買いでやってるステーキ三百グラム食べて終わりだよ?どうしてるの?」


「自炊です。その方が安く出来ますし。」


「…自炊出来るの?」


「はい。五年ほどやってますね。」


誰も作ってくれないし、それなら節約出来るならしないとね。


「自炊、かぁ…」


「あっ、そうだ!ミラさんの手料理食べてみたいです!」


「うっ!…その、ね?僕一応騎士でやる時が無かったとゆうか、なんとゆうか…」


少し気まずそうに答えるミラさん。


「…つまり料理が出来ないと。」


そう言うとミラさんが小さく頷いた。

少し恥ずかしそうにしている。


今の時代、女性は家事が出来ない人は好まれない。

出来ない女性が少ないとゆう点も含めて、とゆう事だろう。


「じゃあ今度教えますよ料理。家に行ってもいいですか?」


「…その、私の家凄く散らかってて汚いから…」


最近気付いた事はミラさんは恥ずかしがると一人称が私になる所だ。

一人称が私になると新鮮なミラさんが見れる。


「大丈夫ですから、僕家事は一通り出来ますので、教えますよ?」


「…お願い、します…」


ミラさんの家に行く約束をした後料理を注文し、美味しく頂いて店を出てミラさんの家まで送った。

ミラさんが遠慮するので家に今度行く事を理由に無理矢理行かせてもらう。

家の前で別れて家に帰り明日の為に準備する。



















とゆうのが、十五歳になってからの一連、一話冒頭の前までの話である。

これからこの世界の運命の歯車が回り始めるのだが、またそれは別の話。

ここから先が本番である。

やっと、本編入れます。この話が一話出た日と被るなんて運命ですね。(笑)

高い買い物をしてないスランさんの貯金は億越えです。

KHRBよろしくお願いします。

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