槍と戦い 1
ヤバイ…文章がががががががががががががががががががががががががががががががが
門を出た後、僕は直ぐに大魔王の森へと向かう。
森の手前で一旦立ち止まった。
槍は基本的に広い場所で使われる事が多い。
狭い場所だと槍の利点が逆に無くなる。
この槍は長さを変えられる事が出来る物だ。
なので入る前に長さを一番短いものにした。
その間に襲われる?まあ無くはないけど、そうゆう時は魔法で倒せるので特に問題は無い。
一番短くした槍は一メートル程の長さになった。
森に入ろうとした時、オークが出てくる。
オークはランクで言えば3程度のモンスターだ。
僕は出て来たオークの頭を一突きして絶命した。
「いきなりオークか、今日は運がいいな。」
そういってるが普通はランク3なんて軽くあしらえるものでは無い。
訓練をしている兵士でさえ油断すると殺される様なランクである。
それこそソーダルトクラスにならないと、ラッキー!とはならないのだ。
オークを倒した後スランは森の奥に入っていった。
「全然今日はいないなぁ…あっ!そうだ!『ウインドサーチ』!」
魔法は詠唱した方が強くなる傾向があるが、詠唱がいかんせん長過ぎて誰も一人で詠唱してやろうとは思わない。
無詠唱は高等技術に入るのだがこの男、風系統の魔法は無詠唱できるとゆうスペックである。
このスペックを持つ者は一定数いるのだがこの男は槍まで使える様な奴。
マルマー帝国だったら引っ張りだこだっただろう。
因みにマルマー帝国は槍と魔法で発展してきた国だ。
この国はソードベル王国、マルマー帝国とは犬猿の仲である。
シアラ大陸の約六割を国土として持ち、大陸では一番の国力を持つ。
初代国王は光城帝、所謂初代国王である。
「おっ、いたいた。」
ウインドサーチでこの辺りには、粘液生命体、葉緑体を持つ小さな子供、爬虫類なのに恒温動物の蜥蜴(スライム、ゴブリン、リザードマン)がいた。
この中ではリザードマンが一番ランクが高いので、狩りに行く。
方角は南東、早速そっちの方向へ向かう。
ウインドスピードを使い、瞬く間にリザードマンの所へ到着した。
相手は六匹いて、見た感じ魔法使い一匹、弓使い一匹、剣士が四匹だ。
魔法使いが僕に気付いたのか何か言おうとするがすぐに頭を刺して絶命させる。
近くにいた弓使いがそれに気付いたのか大きな声を上げる。
その隙に首を槍の先で切り絶命させた。
他の剣士四匹はこちらに斬りかかってきたがその斬撃は先程戦ったソーダルトより遅く、隙だらけなので二匹を突き刺せた。
もう二匹は前の二匹より遅く斬りかかっていたので特に問題なく斬り殺す。
その後、ウインドスピードを解く。
僕の周りには六匹のリザードマンの死体が残っていた。
因みにどうやって運ぶかとゆうと、まず運ぶ必要が無い。
魔買いの会員証に魔物の死体転送機能がある。
それで魔物を運んで買い取りしてもらう、とゆうわけだ。
カードには転送履歴があり、それを見て買い取りするとゆうやり方をしている。
「っとと、危ない危ない。流石に二連続はきつかったか。」
ウインドスピードは確かに便利だが弱点がある。
それは連続使用は結構危ないとゆう事だ。
この魔法に関わらず身体強化系統の魔法は全て同じなのだが、体に物凄い負荷がかかる。
なので使う時には魔力障壁を貼るのだがそれでも一時間以内の連続使用はダメ、とゆう研究結果があるのだ。
それでもこの男は、まだ二十分しか経ってないのに使ってるのだ。
本来ならば身体中が悲鳴をあげて、動けないのだが少しめまいがする程度で収まっているのは毎回毎回同じ様にやり続け体が慣れたからである。
通常一回二時間クールタイム一時間が身体強化の鉄則だが、スランは一回三時間クールタイム三十分と異様な体をしている。
こんなに強くともまだ体は成長期を迎えておらず、国の中で一番とはなって無い。
国のナンバーワンは騎士団長、カード・ソードベル。
この国の第二王子だ。年は二十歳、最近新王になったナータ・ソードベルを支えようと決意し、王位継承権まで捨てた立派な奴だ。
他には、第一王女のタルト・ソードベルがいるが一度も顔を出したことがなく、噂では病弱だともいわれている。
また変装して街で遊んでいる、とゆう噂もあるが定かでは無い。
「これだけあれば数日は困らないかな?」
そう思って今日はもう帰る事にした。
流石に連続使用はきつかったからね。
王都に帰った僕は討伐報告とレッサーワイバーンは見つからなかった事を言った。
その後掲示板をちらっと見たら晩御飯の材料を買いに行き、今日は家に帰る。
次の日もレッサーワイバーンを倒すために森へ来た。
そういえば来る前に行商の話を盗み聞きしたら、
「聖女が一カ月後ほどに王都に来る」とゆう話を聞いた。
聖女は隣国のイレイサ王国の者で神からのお告げが聞こえるらしい。
聖女かぁ、と思っていたらウインドサーチに反応があった。
「!、見つけたっ!」
…その時僕は気付くべきだった。
ウインドサーチでここまで近づかないといけない時点で。
走ってその場所に向かうとそこには、
「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」
そこには、ワイバーンがいた。
そこだけポツンっと開いていた野原に。
「マジか…」
今更逃げるわけにはいかないと僕はワイバーンに向かって槍を構えた。
ワイバーンかーそうかーワイバーンかー(棒)
KHRBよろしくお願いします。