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槍と準決勝 前編

大変長らくお待たせ致しました。

ある程度まとまったので再開いたします。

今後ともよろしくお願いいたします。

「ごめん、メイ。」


「別に謝る事では……」


メイが戻ってきた時に僕はすぐに謝った。

こういうのはすぐに謝らないとね。


「私はご主人様が、やっぱり何でもないです。」


「えっ!そこで止めないでよ気になるでしょ。」


何か思い当たる節があったのか急に話を終わらせた。

こっちとしては気になるんだけど……


「それより、ご主人様は次の試合があるのでは?」


「そうだね、行ってくるよ。」


「頑張ってくださいね、スラン。」


「勿論、じゃ。」


皆に別れを告げて僕は部屋の外に出た。


「先輩!頑張ってくださいね!」


「あっあぁ、うん。」


僕が声をかける前にカトリーナさんから声をかけてきた。

落ち込んでそうだと思ったけど……考えすぎてたかな?


「あっ!先輩!」


「何?」


「少しお願いがあって……」


「お願い?」


「はい、──」


「ご主人様、お水いります?」


急遽メイが話の途中に割ってきた。


「大丈夫だよ、ありがとう。」


「そうですか。」


「それで、お願いって?」


「……」


なんか様子が変だな?


「カト──」


「また後日、お願いしてもいいですか?」


「えっ?うん。」


なんか釈然としないけど僕は控室まで移動するのだった。





「えっ、もうですか!」


「はい、すぐに終わってしまっので。」


案内係の人に言われて僕はすぐに準備を始めた。

その間にどんな試合内容だったか聞こうかな。


「因みに、どういう試合内容でした?」


「試合内容ですか?竜になった所を一撃で、ですかね?」


なかなかに衝撃的な試合内容だった。

クロタケさんがそんな一瞬でやられたなんて……

なにか、理由がありそうだな。


「では、これをお食べください。」


「はい。」


そう言われて貰った魔力回復薬を貰う。

前回はあんまり使ってないから小さいやつだ。


「メビウスさんか……」


「入場準備お願いします。」


「はい。」


せめて楽しい試合をしよう。

それが僕に出来る最低限だ。


「お待たせしました!準決勝第二試合、まずはこの人。

第三試合ではその実力は見れませんでしたが、

今回こそ見せてくれるでしょう!

スラン・レイサ!」


そう言われて僕は外に出た。

先程の様な歓声はない。

まぁあんな試合見せられたらしょうがないよな。


「続いては、第四試合ではガロン第一聖長と互角の戦いを繰り広げ、右手を痛めながらも勝った彼はどこまで勝ち上がれるのか!

メビウス・マルマー帝!」


そう言われてメビウスさんが出てきた。

僕とは違って凄い歓声だ。

まぁ誰でもあんな試合を見せられたらそうなるか。


ただ少し気になる事もある。

左手に、槍を持っているのだ。


「左手で大丈夫なんですか?」


「あぁ、勿論。」


「準備はいいですか?」


僕達は軽く頷いた。

目を離したら負けると、お互いがそう思ったのだろう。


「では行きます、準決勝第二試合──」


ウインドスピードとシルフィの準備は出来た。

ウインドディレクション:フィールドはまだ出したくないから温存する。


「──開始!」


「紫電崩壊。」


「シルフィ!」


《──魔力障壁!》


呼び出した瞬間シルフィが僕を守ってくれた。

殆ど賭けだったけど、上手く行ったな。


《ちょっと貴方何!いきなり殺すつもり!》


「いえ、そんなつもりは……」


《ふんっ、手も足も出せないで倒してやるもんね!》


そうは言いながら僕に精霊憑依してくれた。

そこまで実力差無いから一方的に勝つのは出来ないけど……


「すいません、水を差してしまって。」


「いいよ、精霊だしね。」


怒ってはいない様だ。

ただ、シルフィがあそこまで言うならあの技は相当危険だな。

さっき見た時は早い一撃かと思ったけど、そうでもなさそうだし。


「紫電崩壊。」


「ウインドディレクション:フィールド!」『魔力障壁!』


僕は完全に防御はシルフィに任せて僕の有利な盤面に変えていく。

手加減している場合ではなさそうだし出し惜しみはなしだ。

しかし──


「発動しない!?」


「紫電崩壊。」


「ちっ!」


僕は咄嗟に大きくその場から離れた。

でも……なんで発動しなかったんだ?

いや、発動はしたはずだ、魔力もその分減っている。


普通に考えればメビウスさんが放っている武技の影響だろう。

でもあんな大技、そう安易に使えるものなのか?


「紫電降臨。」


《わわわ、スラン君、逃げちゃ……》


「逆に逃げられると思うの?」


《うっ、だってあれ明らかに人間の技じゃないよ!?》


「あぁ……そういえばメビウスさん竜の血引いてるとか言ってたな。」


《えぇ……死にそうになったら私帰るからね!》


「出来たらね。」


さて、どうやって攻略しようかな?






スラン君には悪いけど、ここで負けてもらう。

僕にとっては伸び伸びと出来る最後の戦い、折角だからいい思い出で締めたい。

だからこそ僕はここで利き手を解放して、本気の武技で仕留めにいった。


だからこそ一回戦では見せたくなかった。

けど、思ったより油断しているな。


紫電崩壊の特性である魔力の暴走化は多い魔力を持つスラン君には致命的な一手。

その性質上結界系統の技は触れる瞬間に消えるのだが、これは嬉しい誤算だった。

そして、一定時間無制限に武技を放てる紫電降臨。


反動が辛い所ではあるけど、その前には倒せる。

僕の方が圧倒的に有利だからね。

KHRBよろしくお願いします。

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