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槍と事情

とゆう事で宣言通り出しました!

いやーちょっとキーボードがバグっちゃいまして

全然進めなかったんですけどさっき直ったっぽいので

書けるようになりました!


ねぇ、作者?


あ、コール様。


それよりも、サボってたよね?バグってスペースキーが押されるより前に。


あ……

シルフィが槍の中に勢いよく入っていった後

僕達はセフィの部屋に着く。


「で、なんでフリア大陸に?」


僕は早速気になっていた事を聞く。

あっちはこの大陸にいない高ランクの魔物がいる。


例えばドラゴンなどの強い生物がいるのだ。

僕だって好き好んであちらに行きたくはない。

まぁ護衛だから行くのは拒めないんだけど。


「私がもうすぐ成人する事はわかってますよね?」


「まぁそれはわかってるけど、それでもまだ一年以上あるよね?」


一年以上もあるならそんなに急がなくてもいいと思う。

何せ今はミラさんと堅牢とゆう他国の人を連れてきてしまった。

ないのはわかってるけどそれでも内部から暴れられるとこちらも困る。


だからこそしばらくはこちらにいて途中経過を見届けたい。

ガロンさん達だけで止められるとは思っているがそれでも心配だ。


「そうなんですけどね、あちらの情勢的に

今の内に行かないといけなさそうなんですよね。」


「情勢って……今どんな感じなの?」


「戦争が起きそうですね。」


またか……

あの大陸は別名亜人大陸呼ばれる程亜人がいる。

むしろ亜人の国しかいないくらいには人間がいない。


今回行く予定のアイン王国はドワーフの王国、

地形はマクテルロ山脈に囲まれていて守りに関しては

地形が有利な国だ。

あの国から宣戦布告はあり得ないので多分十王国の事だろう。


その隣にあるのが十王国ラフタニア、

十個の国の連合王国の名前だ。


ここには獣人が住んでおり切磋琢磨しながら己を鍛えているらしい。

そしておそらくメイの故郷だ。

実際狼の国はあるのでその可能性は十分ある。


そして僕の結婚相手がいるフォレスチナ共和国。

ここは精霊林で囲まれており魔法的な攻撃は一切効かない国だ。


共和制で国王はいないが五つの部族に分かれており

そこから色々な代表者が出てきて話し合っているらしい。


「そもそもなんでアインに行くの?」


「あの国も聖女協定には入っているので成人前に全ての協定国に

行く事の条件に入ってですね……」


「行かなきゃいけないってわけ?」


「そうゆう事です。」


まぁそれはしょうがないとして……


「メイには何か言った?」


「一応伝えてあります。

興味ないって返されましたけどね。」


メイらしい返信に少しホッとした。

……ホッとした?

……まぁいいか。


「スラン、ちょっといいですか?」


「あぁ、どうぞ。」


セフィが横にきてこう言ったので僕は少し横にずれた。

あの呪いにセフィがかかってからの事なので特に何かあるわけではない。


「スラン。」


「何?」


「……なんでもありません。」


変な言葉を僕にかけて寝てしまった。

……これはやめてほしいって言ってるんだけどな。


そう思いながら外の景色を眺めていると扉を叩く音が聞こえてきた。

僕がセフィの代わりに出るのは事情を知らない者だった場合面倒な事に

なるので僕はなんとかセフィを起こそうとする。


「セフィ、お客さんが来たみたいだから起きて。」


「……ぅう。」


起きそうにないな、しょうがない。

最終手段を使わせてもらおう。


「ふー……」


「きゃっ!」


僕が耳に息を吹きかけるとセフィは飛び上がるように起きた。


「もう!それで起こさないでって言いましたよね!」


「後で謝るからお客さんが来ちゃったから返事して?」


「あっはい、どうぞ。」


その声と同時に扉がゆっくりと開く。

そこにはルナ王女とサーナさんがいた。


「お久しぶり振りです、スランさん。」


「……なんでくるんですか?」


「あら、何か来てはいけない事でもしてましたか?」


「ここは私の部屋です、帰ってください。」


今でも二人は仲が悪い。

会うたびに多少の口喧嘩が起きる。


「で、なんの様ですか?」


「私はただスランさんと話に来ただけですけど?」


「それなら帰ってください、スランとは大切な話があるので。」


「あら、先程終わったのでは?」


「盗み聞きなんてよくないですよ?」


「嘘をつくのもよくないのでは?」


二人が口喧嘩をしている間に僕はサーナさんに気になる事を聞いた。


「サーナさん、少し聞きたい事があるんですけど。」


「なんでしょうか?」


「ルナ王女様って婚約者いないんですか?」


「いますけど……」


「それって王女様知ってます?」


「……知りませんね。」


僕はマルマーで紫電の婚約者を聞いた事がある。

その相手はルナ王女だと言うのだから少し気になって聞いてみた。

結果は想像していた通りだ。


「え、私に婚約者っているんですか⁉︎」


「はい、います。てっきり知っているものかと。」


「……相手は誰?」


「マルマー帝国皇太子のメビウス・マルマーだそうです。」


「サーナ、一旦帰りましょう。」


そう言って二人は部屋から出て行ってしまった。


「……スラン。」


「何?」


「勝手にいなくならないでくださいね?」


「そんな事するつもりはないけど……

まぁそうならない様に頑張るよ。」


「お願いしますね?」


何故か震えているセフィがそういってくる。

そんな事は絶対にしないので心配しないでほしい。

もしそんな事があってもそれは僕の意思ではないだろう。


そんな事を考えながらその出発の日まで過ぎていったのであった。

……KHRBよろしくお願いします。

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