槍と真実
最後の言葉でブラウザバックしないでください。
ちゃんと説明しますので。
それからすぐルナミス達に結婚の事を話された。
……主にセフィから。
「へぇ、そうなんだ。」
「…」
「ルナミスはそんなに驚いてなさそうですね。」
「うっ、まっまぁ何となくそうなるかなぁって思ってたからかな。」
ルナミスはそんなに驚いていなさそうだがメイは少し顔色が悪い。
どうしたんだろう?
「メイ、大丈夫か?」
「…平気。」
「そうか、ならいいんだけど。」
僕の見間違いかな?
でも確かにメイの顔色が……どちらかといえば落ち込んでるな。
それから悪魔の事も含めてルナミス達に教えた。
お城につく前に説明しなかったのかと疑問に思ったが
セフィが教えてくれなかったらしい。
相当急いでこちらに来ていたようだ。
「あ、一応自己紹介しますね。
ルナミス・レイサです。」
「…メイ。」
「……フリージア・マルマーだ。
よろしく。」
なんか急に始まった自己紹介は置いといて、
今は今後の護衛方針について話たい。
勿論悪魔なんてゆう恐ろしいやつからセフィを守る為だ。
「……そろそろ堅苦しい話をしていい?」
「どうぞ、お好きに。」
「セフィの護衛、どうする?」
「ここで匿うしかないよね?」
「前線には連れていけないからね……」
「私、戦場には行きますよ?」
セフィの身の安全を考えると城内が一番安全……
んん?
「……今なんて言った?」
「戦場に行きますと言いましたね。」
「いやいや、それはダメだよ。」
セフィがどんだけ危ない場所にいるのかわかってないようだ。
ここはキッパリと否定しよう。
どんな事を言われても反論出来る筈──
「ダメと言われても……神託ですから、行きますよ?」
それは無理、流石にそれは無理。
神託に反論出来るほど僕の口は回らない。
くっ……連れて行くしかないのか?
「……そうゆう事なら、いいよ。」
「勇者もいる事ですし、悪魔が一体なら死にませんよ。」
「……二体いたらどうするの?」
「……先程の続きを話しましょうか。」
「……それは考えてないのね。」
しょうがない、こうなったら死ぬ気で頑張るか。
最低限セフィが守れるなら僕は満足だ。
「……俺も行く。」
「え?」
「死ぬなら一緒の方がマシだからな。」
どうやら皇女様も来てくれるらしい。
そうゆう精神で来てくれるのは少し嬉しく感じる。
ただ紫電は皇女様を前線にはあげないだろうしセフィの近くが妥当だろう。
もしくはついてこれないかだけど……セフィが行くから許可が出る気がする。
皇女様がいれば戦場での守備力を考えるとそこが一番安全だ。
もし紫電が妹大好きな人だったり家族大好きだったりする時は知らない。
戦争か……ソードベル王国といえば堅牢だな。
ミラさんは正式軍じゃないのでいるかどうかわからない。
いたら相当厄介だろうな。
何せ魔法が効かないんだから単純な技術比べだと思ったら大間違い。
ミラさんは魔法が使えるので実質戦っている側がが不利だ。
剣もある程度使えるだろうし苦戦は必須だろう。
堅牢はあまり情報がなく考察出来る事も少ないが物理受けなのは知っている。
ガロンさんとも引けを取らない防御力らしい。
さらにこの二人が組むと手がつけられないコンビになるので
なるべく二人を離すようにして戦うと覚えておこう。
……そう考えると父さんと母さんが生きてたらやばかっただろうな。
物理と魔法の両方が効かなくてそこから魔法と剣の嵐が襲ってくる。
……普通に地獄だな、何故か今だけ父さんと母さんがいなくて感謝してしまった。
そんな事を考えているとルナミス以外が話で盛り上がっている。
そうだ、ここら辺でしっかり聞いておかないとな。
戦争で連携が出来ないのはだめだ。
僕はルナミスを部屋の端に呼ぶ。
ルナミスは少し緊張している感じだった。
「ルナミス、戦争で連携が取れないのはまずいってのはわかる?」
「うん、わかってる。」
と言いながらも少し僕の目から顔を逸らしている。
「僕はその顔を逸らす行為によって
ルナミスを死なせたくはないからさ。」
「……やっぱ、このままじゃだめ?」
「僕のせいでルナミスを死なせたくはないし何よりセフィが悲しむ。」
「……」
「何で僕から顔を逸らすのか、教えてくれる?」
本当にいなくなったら困るのだ。
ルナミスは何となく相棒的な存在に勝手に位置付けてる。
今頃変わられてもうまくやれない気がするからね。
たった三年間だけど一番信用しているのはルナミスだ。
と、言えたらいいんだけど残念ながら羞恥心が勝ってしまった。
「……はぁ、女心がわからないのも変わらず健在か。」
「?、どうゆう事?」
ルナミスは一旦ここで深呼吸をした。
そしてこちらをじっと見つめながら話し始める。
「……今から言う事は今の所スラン様以外には言わないつもりだから。」
「あぁ、わか──スラン様?」
僕に様付けって、え?
待て待て、脳の処理が追いつかない。
「……私はまずこの世界に生まれる前に他の世界に生まれてたの。」
「あ……」
まさか……転生なのか?
歴代の勇者の話から推測すればそれは異世界転生に分類されるはずだ。
「ねぇ、もし私があの勇者達の世界と同じ世界で生まれて、
この世界がゲームの世界だって言ったら、信じる?」
はい、読者の皆様、今から説明いたしますね。
まず最初に言いましょう、ゲームはこの作品にそんなに影響はないです。
せいぜいルナミスが色々と知ってたりするだけなんですよ。
で、何でそんなに関係ないゲーム要素を入れたのか。
そんなの変な設定を入れたのか、
それにはちゃんとはしてなくない理由があるのです。
実はこの作品の初期案では恋愛趣味レーションゲームを題材とした作品でした。
最初のワイバーンもスランを追加コンテンツと見立てて
そこからセフィを救うとゆう過去編が見られるとゆう流れでした。
ですが実際に書いて色々と変更になった部分が多々あります。
ここまで見てくれた方々ならば何となく察せれるでしょう。
確かにこの要素は必要はありません。
ただ、元々は恋愛趣味レーションゲームがベースです。
そこだけは入れたいとゆう作者気持ちから入った設定でした。
次は閑話ですが恋愛趣味レーションゲームの内容が入っていたり
ステータスなど一定層から嫌われる要素を持つものが出てきます。
ただステータスはこの作品ではここだけの予定ですし
ゲームはこの章以降ではあまりふれないと思います。
二作目にステータスを使う以上ここでテストをしたいとゆう思いもあるのですが……
あまりそこは気にしないでください。
では最後に、
KHRBよろしくお願いします。
今後とも槍の護衛を愛読してくれる事を願っています。




