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7.剣と魔法の世界

洗濯物を干しに庭に出ると、健太さんが装備品を広げていた。


「お手入れですか?」


「ああ、命を預けるものだからね」


「そういえば槍を使っていますよね」


「厳密にはハルバードなんだが、それがどうかしたか?」


「ほら、剣と魔法の世界なんて言うじゃないですか。

なんで剣にしなかったのかなと」


「ふむ…、その剣と魔法の世界のゲームとかはやったことはあるかい?」


「有名どころなら友達と一緒に。

最近だとド〇クエのスマホゲーとか」


「スマホでやる時代なのか…、おっと話がそれた。

あの手のゲームって敵のHPを0にしたら勝ちで、自分たちのHPが0になったら負けだろ」


「はい」


「ところが実際の戦いになるとそう簡単にはいかない。

例えば足にダメージを負えば回避できなくなるし、腕なら武器が振るえなくなる。

言ってみれば怪我というバッドステータスを必ず受けることになるんだ」


足を射られたときを思い出した。


「幸いにもこのバッドステータスは相手にも有効だ。

つまりこっちがダメージを受けない位置から相手にダメージを与えられる戦い方にマッチしたわけだ」


「なるほど、剣だとどうしても近距離で戦うことになるからですか」


「ああ、それに剣は剣で使いやすい武器ではあるんだけど、この辺だと相手は人型とは限らないしね。

膝より低い位置からくる獣や飛んでいる鳥類などにもある程度対応できる必要があったんだ」


「それだったら弓矢という選択肢は?」


「奈緒は弓道やアーチェリーの経験は?」


「ないですけど」


「普段鍛えてる人でも狙ったところに当てるのは難しいんだ。

付け焼刃では使えないどころか仲間に当ててしまう可能性もあるからね」


「ちなみに銃器はないですよね」


「ああ、多分魔法で事足りるからだろうね。

それに技術的にクリアできても、弾の量産で引っかかると思う」


「思っていたより難しいんですね…」


 ----------


後日


「いえーい」


スパン!スパン!


「あの、アンナさんメチャクチャ的に命中させてるんですけど…」


「あれ、魔法で方向補正してるんだ…」


「魔法…便利ですね…」


少しレイアウトを変えてみました。

今回は武器の話でした。

ちなみに矢の方向補正は発射速度=威力を弓に任せています。

180°方向転換もできますが、弓を使う意味がなくなるので魔法で良いじゃん、となります。

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