ステータスとスキル
ぼちぼち投稿していきたいと思います。ぼちぼち…
<まずステータスからご説明します>
そう言って那美はステータスについて説明を開始した。
<まず最初は、頭の中でステータス表示と思ってください>
「わかった」
えーと…ステータス表示……ステータス表示………
「うおっ!?」
そうすると目の前に半透明なスクリーンが現れてきた。
<それがステータス表示の仕方です。そしてこれがマスターのステータスになります、ご確認ください>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
伊達 勇次郎
種族 :人間
状態 :健康
レベル:1
発動スキル:
固定スキル:
〖収納空間:Lv.MAX〗
〖言語会話:Lv.MAX〗
〖鑑定:Lv.MAX〗
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スクリーンには、こんな感じで表示がされていた。
昔のダチがやっていたゲームもこんな感じの表示だったな。
そのゲームの表示では、この表示の他にも確か…HPにMP、あと装備名などがあった気がするが……
<それも存在するのですが、それらを表示するとかなりの量になってしまいますので、重要かつ不可欠な物だけを表示し、分かりやすくしております>
「確かに、こっちの方がわかりやすいな」
俺はごちゃごちゃした感じは嫌いだからな、これは助かるな。
<名前と種族、状態に関してはわかると思いますのでレベルを説明しますね>
「レベルだな、これも分かるんだが、レベルはモンスターを倒したりしたら上がるのか?」
<はい、言った通りレベルに関してはモンスターなどを倒すと経験値が手に入り、レベルが上がっていく流れになります、他にも鍛治、裁縫など、色々なものにもレベルがあり、練習や鍛練することにより作るスピードや質が上がっていきます>
モンスターか…どんな奴なのだろうか。
<自分のレベルを上げると脚力や腕力、精神力と言った基礎的能力が上がっていきます、ちなみに、自分より強いモンスターと戦うとより早くレベルが上がりますので早くレベルを上げたいのであればそちらをお勧めします>
それは確かに一理あるが、レベルを上げるために危険を冒すのはちょっとなぁ。
時には必要になるかもしれないが……
<それもそうですね。それではこれでステータスについての説明は以上になります、質問はありませんか?>
「無いな」
<あっ、それと…>
他にもあるのか?
<レベルやスキルなどの設定はこの世界共通にしましたので食い違いが発生することはありません>
そうか……ん?しました?
<ではスキルの説明に移りましょう>
おいおい、さらっと流すな。
<大丈夫です、常識が少し変わるぐらいなので何の心配もありません>
いいのか?それで……
呆れながらスクリーンを見ていると、発動スキルと固定スキルの部分がスクリーンいっぱいに表示された。
<スキルは発動スキルと固定スキルの二つに分けられています、発動スキルは一般的に魔法と言われており、魔法陣を発生させ、魔力を消費して術を発動するものを指します>
なるほど、魔法か……手から炎が出るとかか?
<大まかに言えばそうですね、今は発動スキルを待っていませんが、マスターも魔法を習得すれば使えると思いますよ>
そうか、それは楽しみだ。
己の拳だけでなく、その場その場で適応したものを取り入れて行かなくては、時に勝敗を左右する要因になるからな。
<固定スキルは収納空間、言語会話、鑑定などの常に発動し続けるスキルです。固定スキルの他には炎耐性や毒耐性などの耐性スキルもあります、試しにステータス表示の容量で収納空間を開いてみてください>
分かった。
俺はさっきの感じで、収納空間を発動した。
するとステータスを表示していたスクリーン画面が入れ替わり、ポーチの内容を表示した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〖収納空間〗
・金貨10枚
・簡易テント
・∞調味料
・野営料理セット
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
収納空間には以下のものが入っていたが……∞調味料ってなんだ?名前からして無限に使えそうだが…
<中の物は神が勝手に入れたものです、気になさらず使っても構いません、使い方に関しては入れたい物、出したい物を頭の中に思い浮かべれば自動で収納、取り出しが可能です>
そうか……なるほどな、他の鑑定、言語会話やらも同じ感じで発動すればいいのか?
<はい、鑑定は収納空間と同じですが、言語会話は意識しなくても自動で発動しますのでご安心ください>
分かった、ありがとう。
<いいえ、お構いなく、こちらも不明な点はございませんでしたか?無ければ早速、この森を抜けて街に向かいましょう>
そうだな、それじゃ街に向かうとすr……
「「ブモォーーーーーーー!!」」
そう行って立ち上がった瞬間、少し離れた所から鳥達が一斉に飛び立ちイノシシが叫ぶような唸り声が響き渡った。
「なんだッ!?いきなり!」
<459m先に生体反応を三つ確認しました、一つは小さな生体反応で、残りの二つは少し大きな物です、おそらく何者かに襲われていると推測します>
それは大変じゃ無いかッ!!
すぐに向かわねば!!!
<ナビゲートします、言う通りに進んでください>
分かった!
俺は襲われている者を助けるべく、唸り声があった方にすぐさま全速力で走って行ったのだった。
「頼むッ!おれが行くまで持ちこたえてくれ!」