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ヒストリア  作者: パリィ
1章 兆し
3/66

プロローグ 3

大雑把な説明回うにうに…φ(:3」∠)_

分かりにくかったらごめんなさい。

ヒストリアオンラインのレベルシステムは少し面白い。通常のレベルは、ある一定のレベルの到達と現実時間の経過で1までリセットすることができる。この際にリセットされるのはレベルだけでステータスやスキルのランクは引き継がれる。

例えばレベルを50まで上げてリセットするとレベル1に戻るが、ステータスや上げたスキルのランクはレベル50の時のままである。


そしてそのレベルを積み重ねた累計レベルがある。これはゲーム内でプレイヤーの強さを表すものであると同時に、初心者から上級者、廃人までを分かりやすく表す指標でもある。


現在の俺の累計レベルは6500。これがどの位高いかと言えば、実はゲーム内で最高レベルだ。ヒストリア公式ホームページで公表されている累計レベルランキングでは断トツの1位である。


ステータスはもちろんのこと、数百あるスキルも半分以上カンスト状態。


まさに廃人である。


「ふぅ。実際の体を動かしている訳でも無いのになんとなく疲れを感じるな」


魔物達の群れを捌きながら呟く。


だがある程度ヒストリアオンラインをプレイしていれば分かるが、プレイヤースキルも割と大切である。それに高レベルプレイヤー向けのダンジョンなんかは特に敵の数やギミック、トラップなどが増え、戦略も必要になってくる。


今暇つぶしを兼ねて体を動かしに来ているダンジョンなんかはその代表例であった。


特定の部屋へ入室すると、モンスターによる波状攻撃。それを時間制限以内に捌き進まなければダンジョンの出入り口に戻される。

それが必ず通らなければならない部屋に配置されるという悪趣味なギミックである。


「まぁ、難無くクリアしちゃうんですけどねー!」


と魔物達による波状攻撃を軽く防ぎ反撃スキルにより一網打尽にする。もはやテンプレート化した動きを繰り返すだけである。

まあこれもある程度の攻撃力とテクニックが無ければ成功しない動きではある。


軽やかにスキップしながら先へ進み、同じ調子でどんどんダンジョンの奥へ迫って行く。


「お、もうボスか」


あっという間にボス部屋へ辿り着く。本当に軽い運動で終わってしまった。時刻を見るとポーション完成まであと少しかかる程度だった。


「ほんじゃま。ボスをサクッと倒して報酬貰って帰るかね」


とボス部屋の扉を開け入室する。

ここのボスとの戦いも、道中の戦いのようにもはやテンプレート化しているので割愛する。







ボスを倒しドロップ品や攻略報酬をインベントリに詰め込みホクホク顔で屋敷へ帰宅。

武器装備を自室へ置き作業場へ行くとポーションは完成していた。


「よっしゃー!スキルスキル〜。おし!修練完了っ!」


調合スキルの修練内容『最上級ポーションの作成』が埋まり、ランクアップの文字が光る。それをポチっと押すと、ついに調合スキルがマスターランクになる。生産スキルの中でも調合スキルのランク上げは中々に長く苦しい戦いだった。



マスターランクになると製作物にはボーナス効果が付与され、それまでのランクよりも高い能力値になる。調合スキルならば作製したポーションの回復量上昇やデバフ解除のオプションなども付くようになる。


その後は調子に乗って余った素材を使い、様々なポーションを作りまくった。途中で眠くなりログアウトしようとも思ったが、俺はそのまま作業場で睡魔に負け、気を失うように眠ってしまっていた。



次回異世界行きます

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