表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女吸血鬼の不定期日記  作者: 野兎症候群
5/19

2016年2月 その2

2/14 晴れ


目の不自由な体の縮こまった老人の昔話を家の奥の暗がりで聞いた。


あたしを娘だと思っているらしい。


空爆の話やら新幹線ができたときの話やらずいぶんと懐かしい話を聞いた。


最近ものを覚えられなくなってきているけど昔のことは不思議と覚えている。


あたしは首をかしげながら老人の話に耳を傾けながら日が暮れるまで時間をつぶした。


以上


・・・・・・


2/19 曇りのち晴れ


夜風が冷たかったが体がなまらないように散歩に出かけた。


好きな月はまばらに浮かんだ雲が盗んでいったようで見当たらなかった。


見知らぬ街の夜をしばし歩いていると見覚えのある老人と出会った。


嗚呼と声を出したらあたしに気が付いて道に迷ったと言った。


あたしは小さな老人の手をとって一緒に帰った。


以上


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ