表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女吸血鬼の不定期日記  作者: 野兎症候群
19/19

【コンセプト・設定】

・女吸血鬼はもとは人間。江戸時代の農民の生まれ。


・年齢は2015年―1651年(慶安の変の時代)=364歳


【生物の限界と日記】

 人間の脳年齢は大体120年が限界と言われています。


不老不死になってもそれは変わらないでしょう。


吸血鬼になった彼女は大体120年経つと知能が失われていきます。


それは老化し、機能を失った脳が「元の」状態に復元するため。


これは伝説の中で語られる吸血鬼の高い治癒能力に似ています。


不老不死で記憶だけが残り続けるなんてのはご都合主義に過ぎますから。


人間が老化し、頭の働きが鈍っていくように不老不死の彼女の頭も鈍っていくのです。


生物の限界は脳です。


 そして、彼女は不老不死になってから3回目の脳の復元が始まる時期に近づいてきていました。


2015年。


吸血鬼は魔法の力を失った魔女のように急に老いてしまうわけではありません。


だんだんと、だんだんと弱っていくのです。


日記は走馬燈へと続く、彼女の辿ってきた道しるべなのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ