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女吸血鬼の不定期日記  作者: 野兎症候群
13/19

2021年8月

8/1 曇り


財布にお金が無くなってきたから銀行でおろすことにした。


銀行は日中しか空いてないから不便だ。


雲の厚い曇りの日しかおろしに行けない。


最近にあって銀行入り口によくわからない機械が設置されたがあたしには使い方はさっぱりわからなかった。


夜中に使っている人間を見るからいつでも使える銀行のようなものなのかもしれない。


あたしも使いたいけどわからないことが多すぎて安易に使えない。


だからあたしは昼明かりの下銀行の窓口にいくしかないのだ。


以上


・・・・・・


8/11 曇り


さんぽのついでに朝も夜も開いている商店で氷菓子を買った。


冷たかった。


いつでもこんな冷たい食べ物が食べられるなんて思ってもみなかった。


でも今はそれが普通だった。


あたしは「はずれ」と書かれた棒をなめながら夜道を歩いて帰った。


以上


・・・・・・


8/18 雨


住処の外から女の人の声がした。


きれいな声で誰かと話していたけどそのうちどこかに行ってしまった。


誰もいなくなってからあたしも口を開けて息を出してみたけど声にはならなかった。


以上

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