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女吸血鬼の不定期日記  作者: 野兎症候群
11/19

2020年12月

12/24 曇り


暗い日だったから日が暮れる前にさんぽに出かけた。


街灯の下を歩いているとよくわからないプラカードを掲げた眼と口の大きな女どもの集団に出会った。


いきなり話しかけられて平和が戦争がとわめかれたので吠えたら黙った。


睨んだらどこかに行った。


ずいぶん前にも同じような奴らを見たことを思い出しながらさんぽの続きをした。


以上


・・・・・・


12/31 ???


長い夢を見た。


前の前のあたしの夢だ。


電気がない時代の夢だ。


栄えていた江戸の町も夜になれば静まり返って月明り以外の光がなくなった。


あたしはどうしてだかはわからないが足元が見えないほどの薄暗い夜道を当てもなく歩いていた。


虫の鳴き声しか聞こえない静かな夜だった。


夢の中で気が付くと夜は終わっていて天高く昇った太陽があたしを照らしていた。


まぶしいと感じた。


身を焼かれることもなかった。


以上


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