平民、歌を歌いました。
最近、何も思いつかない。
ついでに、今日は後書き無しで。
特に意味は無い。
まあ、前書きも無しでいいんだろうけど。
寂しいじゃない?
とりあえず、他の作品の続き書かないと。
今まで、暗い闇の中しか見れなかった私の目が、色のある光を見れた。
最初は訳が分からず戸惑った。
いきなり今まで見えなかった目が見える様になり、赤ん坊になっていたのだから。
でも、泣き声が私の口から出た時、今までの感情が一気に押し寄せ、思いっきり泣いてしまった。
今思うと、赤ん坊だから良かったけど、元の身体で泣いていたらと思うと、とても恥ずかしかった。
一応、17歳でしたから。
今の状態を確認し、生きる目標を決めてから数年が経った。
この人生の私の家族は普通の平民で、特別裕福でも貧乏でもなかった。
住んでいる村の領地を治める領主様が、とても言い人らしく、税金なども必要な分以外はまったく必要としていないらしいです。
嵐などの災害時には、援助すらしてくれるそうです。
それからいろいろ調べた結果、この世界には魔法があり、貴族や王族、魔物や冒険者、それに奴隷や亜人などがいるそうです。
魔法は、火、水、氷、風、雷、土などがあり、その上位版として、烈火、流水、氷結、烈風、雷鳴、大地
があるらしいですが、上位版を使える人がほとんどいないらしいです。
他にも特殊魔法、古代魔法、神話魔法があるらしいですが、使える人が百年や千年に一人いれば良い方らしいです。
あと、私が生まれる前に、領主様の所でも子供が生まれたらしいです。
どんな子なのか、少し気になります。
優しい子だったら良いな。
「クランちゃん!一曲よろしく!」
「は~い♪」
クランは私の名前で、フルネームを[クラン・ライラック]と言います。
今は酒場で歌ったり、情報収集をしたりしています。
折角声が出せるんです、使わなくては勿体無いですから!
さぁ、今日も一日歌いましょう!
◇◇◇◇◇
私も5歳になりました。
領主様の子供の名前が、シーファ様だと言う事が分かりました。
とっても優しくて、可愛い男の子らしいです。
あと、領主様の御屋敷に凄い魔力を宿した樹が生えたらしいです。
魔力を知らない私達平民でも分かるぐらいの魔力だったので、その凄さが分かります。
一目でいいから、領主様とシーファ様に会ってみたいです。
きっと、私達平民にも笑顔を向けてくれる方々に違いありません!
「♪~♪~」
特に歌詞も無い即興の歌を歌う。
領主様やシーファ様は、私の歌を聞いたらなんて言ってくれるのでしょう?
喜んでもらえたら、とっても嬉しいです。
「♪~♪♪~♪~」
そう言えば、シーファ様の噂を聞いたことがあります。
なんでも、精霊や妖精に好かれ、植物と話ができ、創造魔法を使うことが出来るなど、噂に事欠かない方のようです。
とにかく!今日も情報収集です!
◇◇◇◇◇
「♪~♪~♪~」
今日は、村近くの湖で歌を歌っています。
領主様が、シーファ様を連れて領地を回るそうです。
その時、一曲でも聴いていただける様に、しっかり練習しなければいけないのです!
領主様は、私の歌を気に入っていただけるでしょうか?
それに、領主様やシーファ様がどんな人か気になります。
「♪~♪~」
早く会いたいですね。