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友人(?)まつら参上!
まつら
その名を語るのに、多くは必要あるまい。
ある者は山のような肉の塊をたいらげたと言い、
またある者は一晩で酒場の樽が消えたと言う。
全裸で道端で寝ていたとか、公園の噴水で水浴びしていたとか、
そういう噂はたぶん全部まつらと考えて間違いないだろう。
だから、朝にゴミ箱の前で酒瓶抱えた女が寝ていても、
それがまつらだとすれば何も不自然はなかったのである。
ただ一つ、リア王の無二の友人だということを除けば・・・。
「いや、ごめんねリア。お酒は控えたつもりだったんだけど、
一緒にいた人たちがおごってくれる、って言うからさ?
据え膳食わぬは恥、ってついつい呑んじゃったんだよ~
美味しかった♪」
「美味しかったじゃねえ!年頃の娘さんが酒瓶抱えてゴミ箱で寝るな!
って言ってんだよ!いったい何度目だ!?」
リアの怒りはおさまらない。
そりゃそうだ、年がら年中こんな会話をしていては、
自分の心配を流されてるみたいで、面白くないだろう。
だからまつらは謝った、精一杯、土下座までして。
ふんす!という表情を見せながらまだプリプリするリア。
まぁまぁ、まつらと一緒にお城に戻りましょう。




