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兵士たちと騎士隊長の関係
「それでよ?昨日彼女のいるあの店にいったらさ?」
「いやあ、昨日のねーちゃんは酒の量すごかったなー。」
練兵前の兵舎はにぎやかなものだ。
そこかしこで雑談が始まり、
これから訓練が始まるとは思えないフランクな空間を作り出す。
そうやってオンとオフを切り替えているのだろう。
ウチの兵士はその辺得意だからなぁ。
その理由はもちろん・・・。
「ピーーーーッ!!!君!今の発言はイエローカードだよ☆」
明るく可愛らしい声が兵士たちにとんだ。
その瞬間、兵士たちは一斉に振り向き、声の持ち主に対して敬礼をする。
「押忍!空藍さん!全員そろってます!!!」
兵士たちの視線の先には、
兵舎に明らかに似合わない、
可愛いらしいフリフリの衣装をした女性がいた。
「よろしい。日中の時間帯は下ネタ厳禁だから、
気をつけてね?じゃあ訓練を始めましょうか☆」
女性に先導されて、兵士たちは一糸乱れぬ行軍で訓練場へと向かう。
彼女の名は空藍。
騎士隊長であり、兵士達の訓練と風紀を取り締まり、
なによりアイドルだった。
そう、ウチの兵士たちは彼女の推しであり親衛隊なのである。




