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プロローグ
むかしむかし・・・
というほどではないかもしれないけれど、
現実とはちがう異世界。
リアという王様がいました。
王様はどこかいなせな感じのする女性。
腕力で問題を解決し、腕力で言うことを聞かせ、
腕力で屈服させるタイプの人物でした。
でも、民からはそのキップのよさもあってか、
とても慕われていました。
そう、国民は王のことが大好きだったのです。
国としても平和でした。
戦争はするけれど、長年にわたるいさかいなどはなく、
問題が起こってもリアが腕力で解決してくれるので、
国民たちは幸せな生活を送っていました。
食べ物は美味しく、空気は澄み切っており、
他の国からもあこがれの的で、旅行者も頻繁に訪れています。
でも、そんな国にも重要な問題がありました。
リア王も最初はその問題に取り組んでいたのですが、
「えーい!もーいーや!」とサジを投げてしまったので、
国民たちには何の制限もなくなったのです。
ある者は毎日名前を変更し、
ある者は女性にセクハラを、
ある者は美魔女な自分に研鑽をかけ、
ある者は毎日食い倒れを始めました。
そう、国民たちは変態だったのです。




