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西の試練

すみません。ストーリーに影響が出てしまう為、6話の内容を変更致しました




◇◇◇◇


俺は今4つある山のうち、西にある山に向かっていた


何故西に向かっているのか

それは、西に行くにつれてワイバーンのような竜型の魔物が増えているからだ



“竜の眷属”と“竜型の魔物” 無関係な訳がない


俺はそう考えた

魔物の存在は調査のうえで障害となる

発生を無くせるのなら無くしたい


だから俺は西に向かったのだ




しばらく進むと西の山が見えてきた


西の山は()()

まさにその言葉が似合う


周囲の環境が“自然の楽園”と言うならば、この山はそう、“竜の楽園”だ

山の至る所に竜が生息している

その全ては雷電系統の竜だ

……恐らく竜の眷属も雷電竜王と同じく雷電魔法を扱うのだろう



俺はそう思いながらも山の探索を始めた



〜〜〜〜



一時間ほど探索した結果、山の中腹に怪しい洞窟を見つけた

そこからは黄色い雷のオーラが溢れ出している

ここに竜の眷属が居るのだろう

俺はそう思い、洞窟の中に入った…

……その瞬間視界が暗転した…




◇◇◇◇



『おぉ! あやつ最初に西海雷竜(ドラゴニク・ウェスト)を選びおったわい』



雷電竜王ライシェンが面白そうにそう言う



『お主にあやつが倒せるかのぅ?あやつは余の眷属の中でも…』


ライシェンはそして言った



『“物量の鬼”じゃからのう…』



◇◇◇◇



俺が目を開くと、そこはダンジョンだった



『やぁ。君が竜王様が言ってた人か。僕は“西海雷竜(ドラゴニク・ウェスト)オーニン”だよ。君にはこれから…』


前には誰もいない筈だが、声が聞こえてきた

こいつが竜の眷属か

“西海雷竜”ことオーニンは息を溜めて言った


『……ここで死んで貰うよ。僕の糧となってくれ』


オーニンがそう言うと、何も居なかった筈のダンジョンの先から大量の竜型の魔物が現れた

その中に潜む数匹の魔物は、一匹一匹がライトニングワイバーン以上の強さを持っている


どうやらここではモンスタートレインを耐えなければならないらしい


『君はここを乗り切れるかな? 別に死んでも良いんだよ?』


オーニンは煽るように言った



「なに。このくらい楽勝さ」


俺はそう言って【空間切断】を使用する



しかし何も起こらない

そして、一番前に居た竜が足を一歩前に出した途端…

()()()()()()()()()

しかし、後ろはそれに気づかずに、前へ進むため、前から順に切り刻まれていく



これが、【空間切断】の派生スキル

【空間切断《散》】だ


従来の空間切断とは違い、空間を置き換える効果を常に発動させたまま、対象の周囲に結界をばら撒く

そうすることにより、相手の動きを制限する枷となるのだ



『このくらいは耐えて貰わなきゃ困るよね。次はもっと本気で行くよ!!』



オーニンがそう言うと、そこから出てきたのは()()()()()()()()


竜人(ドライド)


一体一体が災害級の力を持つ、Sランクの魔物だ

知能は高いが、それらは全て()()()()()()()()()為だけに使われる




『フフッ、君を殺す為だけに作り出した雷竜人(スパークドライド)さ。精々長く生き残れるように足掻くといいね』


オーニンがそう言うと、雷竜人たちは動き出した

俺も同時に戦闘体制に入る……が、雷竜人の動きの方が速い


【思考加速】は、作業でしか使用することが出来ない

俺は咄嗟にとある手段を取った



「【結界付与《吹花》】!!」


俺がそう言った瞬間、俺の周囲に花吹雪が発生し、雷竜人たちを切り裂いた



自然魔法【吹花】


自身の周囲な花吹雪を生み出す魔法

花吹雪は鋭く硬く、容易に敵を切り裂く



俺は全員を結界の中に入れ、自然魔法【吹花】を使用したのだ

雷竜人たちは全身が切り裂かれ、その衝撃で一瞬怯んだ



『お前…それはフォレイガーの力だろ!その力を何処で手に入れた!』


オーニンはどうやらこの力を知っていたらしい

でも、この力をどうやって手に入れたのか。それを言う気はない



俺は雷竜人が怯んだ隙に、【身体能力強化】と、【空力場】、【武器創造《改》】を発動した



【武器創造《改》】


武器創造を改良したものだ

創造した剣の内部に自然魔法【吹花】を込め、敵を切り裂いた際に敵の体内で【吹花】を発動させるのだ



俺は【身体能力強化】と【空力場】の合わせ技で、空間を自由自在に駆け回る


そして創造した剣で雷竜人を切り裂いた



『そんな剣で雷竜人たちを倒せると思っているのかい? 馬鹿なの君?』


オーニンがそう言った途端に()()()()()()


雷竜人たちが内部から切り裂かれ、その鮮血で、辺りが染まったのだ



俺は負傷し、動きの鈍くなった雷竜人全員の首を切断した



『なっ!!貴様、今何をした!!』


オーニンはそう言うが、俺は



「それがわからなければ俺を倒すなんて到底不可能だな」


そう返した



『お前、僕を舐めるなよ……』



オーニンがそう言うと、空間がねじれ、広い立方体状の空間になった



『“西海雷竜オーニン”の名においてお前を直々に殺す……』



オーニンもとい、そこに現れた()()()()()()はそう言った








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