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さようなら、わたくしの騎士様  作者: 桜井正宗


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お見合い失敗続きの女騎士のウワサ

 結婚式がいよいよ迫ってきた。

 明後日に迫っていた。

 その前に犯人を捕まえられるのなら、捕まえたい。


 わたくしは、フェイルノートそしてガルフォードと相談しながら“結婚式をぶち壊す者”を探し続けた。


 そしてようやく、怪しい人物を見つけた。

 新生ガウェイン騎士団にいた女性騎士。


 彼女の名はミーシャといった。

 どうやら貴族らしく、けれどお見合いが上手くいっていないようだった。


 その苛立ちから、結婚式をぶち壊しているのでは――そんな噂が流れていた。



「…………」



 わたくしは、新生ガウェイン騎士団の敷地にある物陰からミーシャを観察。怪しい行動はないかと、ここ数日ずっと見ていた。


 今のところはそれらしい気配はない。


 けれど、今はいつも以上に様子がおかしかった。



「……いよいよ、明後日ね」



 ミーシャはそうつぶやいた。


 明後日……?


 今、明後日と言った?


 わたくしの結婚式の日。まさか、彼女が本当に犯人なの……?


 更にミーシャは鞘から剣を抜いて、刃を見つめていた。



「……やるしかない」



 あんな真剣な眼差しで……やるしかない? これは確定ね。


 ミーシャこそが犯人で間違いない。



 お見合いが上手くいかないから、逆恨みで結婚式をぶち壊しているんだ。ガルフォードに知らせなくては!

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