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さようなら、わたくしの騎士様  作者: 桜井正宗


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愛を深めたい

 初日のお店は大成功。

 売上も凄い額になった。


 フェイルノート曰く、これなら今後はゆっくりと経営しても問題ないという。


 そんなに売り上げたとは。

 結婚式も近いうちに挙げようと言ってくれたし、とても幸せ。



 ――って、待って。



 結婚式といえば……ライラの占いが気掛かり。

 もし本当に合っているのなら、誰かの妨害に遭うはず?


 でも、それが誰なのか分からない。

 今のところそれらしい者は現れないけれど。



「…………」

「どうしたんだい、クリス」


「いえ、その……なんだか上手くいきすぎて、ビックリしちゃったんです」

「そうか。そうだね、初めての商売にしては上手くいきすぎた。でも、準備をしてくれたクリスのおかげだよ」


「フェイルノート様……ありがとうございます」

「ああ、ちなみに売り上げの半分は孤児院に寄付する。残りは新生ガウェイン騎士団へ」


「おぉ、それは素晴らしいです!」


「もちろん、このお店の為にも少し残すけどね」

「さすがです!」



 本当にフェイルノートは凄い。そこまで考えてくれるなんて。

 特に孤児院は資金繰りが厳しいと聞くし、子供たちの為になんて素晴らしいわ。


 そして、騎士団のことも考えてくださっている。


 やっぱり元騎士としては放っておけないのね。

 という、わたくしもガウェイン騎士団になら支援をしたいと思っていた。



「今日はゆっくりとお風呂に浸かろう」

「いいですね。で……ではご一緒に」


「それもいいね。クリスと一緒に」

「はい……け、結婚するんですから問題ありません。むしろ、愛を深めたいです」

「そうだな。そうしよう」



 やったっ!

 今夜が楽しみね。

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