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さようなら、わたくしの騎士様  作者: 桜井正宗


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新騎士団長との約束

 近所にある新生ガウェイン騎士団へ向かい、門番の騎士に交渉。

 ガルフォードに会うことができた。


 しばらくすると建物の奥から彼が現れた。



「久しぶりです、クリス様」

「来てくれてありがとう」


「いいんです。クリス様の為ならば、どこだって駆けつけます」



 爽やかな笑顔で答えてくれるガルフォード。おかげで気が楽になった。



「嬉しいです。その、実は……フェイルノート様と宝石店を営むことになりまして」

「おぉ! それは凄いですね」


「この近くなんです」


「そうなのですか? もしかして大通りの?」

「ええ。なので徒歩で行き来できますよ」


「それはいい! お二人を守りやすいですし、交流もできるというものです」



 まさかガウェイン騎士団が中央部にあるとは知らなかった。

 新しくなってから移設されたのね。


 おかげでこうして顔を出すことができた。


 そして、ここからが本題。



「ガルフォード、お願いがあるのです」

「なんでしょう?」


「宝石店の宣伝をして欲しいのです。なにか方法があればいいのですか」

「宣伝、ですか。ならば、我が新生ガウェイン騎士団一同がまずは利用しましょう」


「本当ですか?」


「はい。丁度、騎士たちにも相手がおりますのでプレゼントに良いかと」



 これから全騎士に通達してくれると約束してくれた。

 これでガウェイン騎士団の人たちは来てくれる。


 そこから噂になって広まってくれると嬉しい。



 ガルフォードに別れの挨拶を告げ、わたくしは再び宝石店へ。



「ただいまです」

「おかえり、クリス。もしかして騎士団へ?」


「実はそうなんです。ガルフォードに相談を」

「どんな相談を?」


「お店の宣伝をお願いしました。まずは騎士たちが足を運んでくれるそうです」


「そりゃいい。ありがとう、クリス。君のおかげで閑古鳥(かんこどり)は回避できそうだよ」



 よかった、喜んでもらえて。

 これで明日を無事に迎えられそう。


 引き続き、準備を進めていこう。

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