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二人きりの時間 Side:ルドラ

 ◆Side:ルドラ



 ガウェイン騎士団の副団長を務めて三年。


 ローウェルを部下に持ち、彼の成長に喜ぶ日々が続いた。だが、半年前。急にローウェルは、辺境伯令嬢クリスと婚約を交わした。


 非常に驚いたものの、祝福した。

 彼の幸せを切に願った。



 ――だが。



 あの男は真面目に騎士の任務を全うするつもりもなければ、ただモテたいという(よこしま)な動機で騎士団に入団したようだった。


 それから横領が直ぐに発覚。


 クリスの執事バルザックが証拠をそろえてくれていた。


 このことは直ぐに騎士団長のフェイルノートに報告した。



 そして、ローウェルを捕まえることになった……。



 あの日あの時に、久しぶりに(・・・・・)クリスと出会い――彼女を守った。


 騎士として。



 そのつもりだったが、私の中で感じたことのない感情が動き始めていた。これは、まさか……。


 一度は捨てたつもりだった熱がまた沸々(ふつふつ)と沸き上がっていた。



 そんな中でクリスの妹であるマイナが近づいてきた。……興味はなかった。だが、邸宅(いえ)へ案内してもらった。

 クリスに会うために。


 ひと悶着(もんちゃく)あったものの、クリスと二人きりの時間が得られた。



 きっと彼女は忘れているだろう。子供の頃に会っていることを。でもいい、こうしてまた再び出会えたのだから――。

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