第13話 谷の音
俺は成神が利き出した情報(ジェルタ国)を元にその地を目指して向かうことにした。
「……」
俺の目的
具体的にこいつ(成神)を殺すことは今の俺には不可能だ。
こいつの真意は分からないが己の欲求を満たすためだけに俺に旅をさせているのは確かだ。
達成するためにはどうすればいい?
そんなことを考えながらここしばらくのの間、旅をして色々と出来事が起こった。
出会い、そして別れ……
分かってはいたことだが、俺は災いをもたらしてしまう。
くそ 今の俺にはどうしようもない…
出来る限り誰も巻き込ませないようにしないと。
思い馳せながらたたひたすらに歩いていた。
この辺は確か 以前にあった村の人が言っていた魔物の谷ケマだったか?
生い茂る草木から微かだが魔力を感じる
それに何かの気配も
「気を引き締めないとな それにしてもこの道……」
人が通るには険しい道が多く利用しているものも少ないであろう
迷ったら大変だ
まるで迷路だな
すると音が谷に響いた
「「ぎゅるるるる!!! 」」
ん? なんだ。
谷に音が響いた。
何か聞いたことがあるような――
「この音は」
腹の音が聞だ。
「谷に潜む魔物の群れか?!」
それとも…
俺は構えながら音の鳴る方へ行くと
「お腹減った~」
そう言いながらこんな辺境な谷で行き倒れている女の子がいた。
赤いローブに大きなフード。
まるで魔女のような印象を受けた。
「魔女?」




