『俺が人質!!』~ルール~
すいません。嘘つきました、ゲームの本格始動は次です。
「ゲーム?」
鳴海やほかの人たちを助けるために、俺が選んだ選択、それはこの男と『ゲーム』をすることだった。
「そうゲーム」
「・・・・・いいだろう、そのゲーム受けてたつ」
山田は軽く苦笑し、鳴海に向けていた銃口を下げる。
「そんで、ルールは?」
「ルールは簡単、あんたが俺を打っていき、1回ごとに一人人質を解放する。俺が途中で死んだ時点で負け、ここにいる人質を好きにすればいい、全員解放できたら俺だけ連れて行け」
はっきり言って俺は確実に勝てる、俺は・・・・・悪魔だから。
「・・・・・」
山田は目を瞑りしばらく考えている。でもこいつはOKするはずだ、なぜならこいつの目的は俺だ、必ず条件を飲むはずだ。・・・・・・・しかし、このゲームにはひとつとても大きな問題がある。
それは、このゲームで『人間』の限界を超えた姿を、誰かに見られれば、俺が悪魔だとばれる可能性がある。だから人質を救い次第、見つからずに病院にいく必要がある。
「いいだろう」
「や、山田さん!!こんなガキの言うことを聞くんですか!!」
山田は俺のゲームを受けた,当然抗議の声もあったが、山田が睨むと黙った。でも黙らない奴らもいる
「まっ、まってよ!!どうしてそうなるの!!」
「そうです!何で健一さんが!!」
鳴海と美琴がなんかほざいてるが、無視する。しかし心配はいらなかったようだ、シンと司が2人を抑えてくれたらしい。そのときに司が『信じてると』言ってくれた、俺も期待に答えなくてはいけないみたいだ。
「山田さん、そろそろ野次馬が増えてきたし、ゲームを始めよう」
さっきから周りが騒がしい、おそらくこの異常事態に気づき始めたようだ、さっさとはじめるか。
ここしばらく短いですね、次こそ頑張ります。
ご意見・感想・その他なんでもいいので待っています。