『俺が人質!!』~前振り・・・的な~
前振りみたいなものです
その日の帰り道
「ケンちゃん、こいつ誰?」
鳴海は今日知り合った本堂司を指差していった。朝はそうでもなかったが鳴海がどことなく不機嫌だ。
今日知ったことなのだが司も同じ寮の生徒だったらしい、それも鳴海の部屋の隣だった、世界は狭いな・・・。俺は今日の出来事を鳴海に話して司を紹介した。鳴海はさらに不機嫌になった、ていうか鳴海は司のこと知ってるはずなのに何でわざわざ聞いてきたんだ。俺は思考をめぐらせて見た。
「そうか」
俺は思い出した。そういえば、本部の中でも鳴海と司は犬猿の仲だって有名だったな、そのせいか。
「な、鳴海ぃ」
後ろから声がかかる、俺たちはきれいにそろって後ろを振り向いた。そこにいたのは美琴だった、今日は居眠りをしてしまったらしく髪が少し立っていた。
「美琴、どうしたの?」
「えっとね、鳴海が司君とでてくのが見えて、心配で」
どうやら美琴は鳴海のことが心配でついてきたらしい、俺的には助かるが余計なのもつれてる
「美琴、鳴海と司が問題を起こすのは困るけど、だからって僕を連れてくることないじゃないか」
「ごめんねシン君」
「美琴は気にしなくていいんだよ、悪いのシンだから」
「鳴海ぃ」
「それはどういうことだ鳴海!!」
また始まった。何で仲良くできないのだろうか。俺を鳴海がシンと美琴に紹介したときも喧嘩してたし。
「おい健一、こいつらいつもああなの?」
俺は軽く頷く、すると司は興味深そうに3人を観察して微笑んでいる。何が面白いのだろうか?というかこの3人と一緒になるとろくでもないことが起こりそうだ、なんだかやな予感がする。
「そういえばケンちゃん、今日って銀行に行く日じゃない」
「あっ」
そういえば今日は食費を取りに行く日だ。ちなみにだが、お金はおふくろたちから送られてくる。毎回とんでもない額を贈ってくるからそのうち家がつぶれるのではないかと気が気でない。といっても詳しくは知らないが、家は結構有名な財閥だったりする。
そんなわけで俺は銀行に来たわけだが・・・・
「何でお前らも来てんだよ!!」
「いいじゃない、別に」
鳴海が答える。まあ別にみんながいてもいいが・・・
そんなこんなで俺はの番号は44ばん・・・・・・・・不吉だ、なんか起こりそうな気がする。
その悪い予感が見事に当たることなんてこのときの俺たちは考えもしなかった。
体調が少し悪いので次は遅れるかもです。
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