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『組織に入団』の章~変わったと思っていても本質は変わらないものだ~

新展開で新女キャラ登場!!

~健一(アッ君)~


俺が気づいた事はあまり触れない方がいいだろう。そう思った俺はこれ以降このことは考えないことにした、人には誰にも言えない秘密の一つや二つ・・・・・や三つや四つあるはずだ。


「そろそろ本部に行く」


舞香は俺たちを一通り案内して淡々とした口調で言った。


「やっと終わったのかい、まったく、自分の知ってることを説明されるのも飽きてきた。」


「そんなこと言わないでください。アッ君とピーちゃんはここに来るのは初めてなんですから。」


美琴はピークイをピーちゃんと呼べるほど仲良くなったようだ。ちなみにピーちゃんイテッ!・・・・ピークイに殴られた。ちなみにピークイは美琴のことを呼び捨てにしてる。そしてうまく俺とだけ会話しないようにしている、俺、悲しい・・・・。あっすいません。

俺がピークイに目線を向けた瞬間敵意むき出しの目線で睨まれた、俺が何を考えたか解ったらしい。しばらくそんな感じで見詰め合っていると


「行くわよ」


鳴海の不機嫌そうな声に呼ばれた。これからようやく本部にいけるらしい。






「俺に局員になれと?」


突然だがややこしいことになっている、今俺たちが居るのは本部の中心、一番偉い人が居る部屋だ。部屋全体が気品に満ちている。その部屋の中心、とても大きな椅子というよりソファーの方がしっくりくる椅子に深く座り込んでいる『一番偉い人』に俺はいきなり局員になれと命令された。見た感じこの部屋にほかの人間は居ない、おそらくこいつが一番偉い人


「どうだ、君にとっても悪い話じゃない、ここの局員になればここにあるものなら自由に使えるしその方が君のパートナーを守りやすい」


確かに、俺にも断る理由はないし


「いいだろう」


別に断ってもいいのだが、その場合神界管理局を敵に回すことになる。そんなめんどくさいのは願い下げだ。


「そうか、隣の子はどうする」


「別にいいっすよ」


ピークイも承諾したようだ。


「それでは早速手続きを」


「まて」


その前に俺は聞かなくてはならないことがある、この部屋に入ってからずっと気になっていた疑問?いやそんな生やさしいものじゃない、なんというか言葉に表せない混乱?これも何か違うがとにかくそんなところだ


「あなたが最高責任者ですか・・・・」


「そうだ、それがどうした」


「お名前は」


「佐紀、佐賀さが 佐紀さきだ」


別にそれはいい、それよりも根本的な問題がある


「失礼かもしれませんが・・・・・・あなたのねんれ『フィールド起動』」


「はい」


俺の台詞の上に最高責任者の言葉が重なり


「うぐっ!!」


俺は地面に倒れた、今起動したフィールドは俺の力を奪い押さえつけた。実際に何かあるわけではなく、まるで空気がのしかかってくるような衝撃だ。はじめは驚いたが我に返りちょっときつかったが立あがる周りの奴らからは驚きの声が聞こえる


「すごいな、このフィールドでも立ち上がるか。おまえ本当に悪魔落ちか?」


「いきなり何するんですか」


さっきというか現在進行形で行っていることを完全に無視して話を進めようとしていたが何とか阻止することができた。


「なにって、アッ君だったかな?女性には聞いてはいけない質問があるんだよ」


「でもあなたはどう見ても高校せ『フィールドの質力もっと上げましょうか』いえ何でもありません」


この人は怒らせてはいけない人間だ。俺の本能がそういった、しかしそこまで俺が聞きたかったこと、それは『彼女』を見れば誰もが聞きたいと思うはずだ


「それにしてもあんたいくつっすか?」


聞いたあああ!!ピークイ聞いちゃったよ、殺される。短い間だったけど楽しかったぞ、全然話してくれなかったけど・・・・


「それは秘密だ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不公平じゃないでしょうか?


「あの、何で俺の時と対応が違うんですか?」


冷や汗をかく俺はおもむろに聞く、そんな問いに対しまともな返答がくるわけがない


「女の子だからな」


この世の中、差別は小さなところに潜んでいる、男だから女だから何でそんな差別がるんだ!差別なんてこの世の中から抹殺されるべきだ、マホりん(世界魔法オリンピックの略)も男女一緒にするべきだし女の方がか弱いなんて考え方もあらためるべきだ、男性は女性に支配される運命なんだああああ!!

・・・・少し心の中で取り乱してしまった。


「そんなことより手続きだ」


そんなことって・・・・・・。健一ことアッ君はひどく傷ついた。

でかいドアの向こうから恐そうなお兄さんが2人入ってくる、手にはコンクリートの板みたいのと変な石を持ってきた、あれが舞香の言っていたクリスタルか?でもどう見てもただの石、色がない上にでこぼこしてる、さっき舞香に見せてもらった青くて刀の形をしたクリスタルとはまったく違う。

男たちは、佐紀にその板と石を渡し出て行った。いったいなんだったのだろうか?


「まずはピークイ、この上に手を」


「はいっす」


佐紀はあのでこぼこした石を板の上に置きピークイに手を置くようにといった。ピークイは何の疑いもなく手を置く、すると突然いたが光りだした。俺にとっては目を開けるのがやっとの光だった、しかし周りのもにはあまり眩しくないみたいだ、どうしてかな?

そんな疑問は光がやむとすぐにわかった、みんなゴーグルをしていたのだ、スキーで使うゴーグルらしく光が反射して余計に眩しかったのだ、何でみんながそんなものをもぅていたか疑問だったが、よくよく考えると確かに後ろの方で「ありがとうございます」という声がくつか聞こえた気がする、男2人が帰るときに聞こえたからおそらくあの男どもが配ったのだろうが、何で俺にないわけ、俺に何かうらみがあるわけ!

なんか疲れてきた

しばらくすると光が治まりさっきの石の色や形が変わっていた。なるほどね、こうなるのか


「君は白で天使の羽か、君は根っからの天使みたいだね」


佐紀の話によると、普通天使はピンクや水色、黄緑など多少はほかの色が入るらしく、純白はめづらしいらしい。ピークイはおかしなしゃべり方をするがちゃんと天使みたいだ


「つぎはアッ君」


俺はもうアッ君であだ名も名前も決まってしまったらしい。俺はなんだか涙が出そうだったが何とか耐えて板の上に手を置く、さっきと同じように強い光を放つが今度の光は平気だ、ていうか落ち着く。しかし次の瞬間!!


「ああああ!!!」


自分の心が凍ってしまう、そう思った。恐くて恐くて足が震えた、視界が歪み激しい吐き気も襲ってきた。もうだめだと思った。・・・・・・・・・・

それは一瞬だったらしい、それでも俺は何時間にも感じられる時間だった


「アッ君!大丈夫!」


駆けつけたのは美琴、ほかのものはこないが心配そうにこちらを見ている、一応心配してくれるんだね。ほろり・・・・・


「大丈夫だ。問題ない」


そうは答えてもまだ少しふらふらする。そうだ!石は・・・・・


「なんだいこれは」


シンが石に顔を近づけて言った。そのシンがまじまじと見ているのは俺のクリスタル、色は吸い込まれそうな黒、そして形は・・・・・


「何かの紋章でしょうか?」


「私もこの機関に入って一度も見たことない」


「首領は見たことないんですか」


言い忘れたがこのどこから見ても高校生のこのお方こそ3人の首領らしい


「私も毎回これにはたあっているがこんなものははじめてだ、このクリスタルは美琴ちゃんの黄緑色のハートや鳴海の青色のライオンシンの王冠のようにその人自身を写す。だからもしかしたらアッ君なら」


俺もその形を見て驚いた、いや嫌悪した。左右対称の紋章。忌々しい紋章、結局俺は変われない、そういわれている気がした、この紋章はみんなが知るわけがない、知らなくていいのだから。


「知らない」


ぴしゃりと言い切る。これ以上この話題には触れたくない、そんな意思を示すかのように、俺は言った。みんなもそれがなんとなく解ったみたいでこの話題から、新しい話題に入ることになったみたいだ。


「で、首領エクソシストって何ですか?」


鳴海からの質問、しかし佐紀はまったく驚いた様子もなく


「舞香が説明したとおりだよ、悪魔を倒す機関それ以下でもましてや以上でもないよ」


帰ってきたのはその答え、確かにそうだな、悪魔を倒すこと以外普通の局員と同じだ、説明する必要もない。俺としてはあの鬼について知りたい、佐紀もそれがわかっていた様で説明してくれた。

鬼とは、悪魔のしもべのことを言うらしい、それなら俺も納得だ、見た感じ俺でもそんな足しにはならんが吸収できるみたいだから、悪魔とは何らかの関係があるとは思っていたんだ、まさかしもべのこととは


「そんな話知らないわ」


それに鳴海が反応した。どうやら知らされていなかったらしい


「私たちには、正体不明の生物としか聞かされてなかったわ」


「そうだ、君たちには沿うとしか教えていない」


「それはなぜですか」


シンが久しぶりに会話に入ってきた、シンでさえもこのことは知らなかったらしい。


「それは、我々に悪魔に対抗する力があまりにも少ないからだ」


「少ない?」


「そうだ、君たちも説明を受けたと思うが悪魔を倒すには加護が必要だ、しかしその加護を行う天使が不足している」


佐紀は腕を組み考え込むように語りだした。

この機関にはどうやら天使しかいないらしい、悪魔は大概が言う事を聞かないらしくすべて科学部にまわされるらしい、科学部では日夜悪魔の研究をしているとか。俺も気をつけなくては研究材料にされかねない。


「なるほどそれで限られた人間にしかエンジェルシードのことは明かされていないんですね」


美琴が俺のほうを見ながらつぶやいた。なぜ俺を見る。俺はつい美琴を見つめ返してしまった、すると美ことは顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった、いったい何がしたかったのだろうか?


「それじゃあ一通りはなしたところで君たちに頼みたいことがある」


その言葉にそこにいるもの皆が顔を引き締める


「エクソシストに成ってはもらえないだろうか」


その言葉に皆が深く頷いたことは言うまでもないだろう。










よく解らなかった人に

佐紀のみためについての説明


身長は大体鳴海くらいで髪は・・・・イケメンカットみたいな感じ、なんとなく舞香とにている。珍味に髪の色は金髪。



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