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『組織に入団』の章~知らない扉を見つけると開けたくなるよね~

台詞少なめにしました。

~健一(アッ君)~



「すいません舞香さん、遅れてしまいました。」


俺の正体をばらされるのを防いだ俺は、今学園の昇降口に居た舞香と合流した。舞香さんは俺たちを見つけると


「遅い!いくら待たせたらお前らは気がすむんだ。」


とてもご立腹のようだった、いったいいつから集まる予定だったんだろうか。まあ、着いたからよしとするか。


「ごまんなさい。」


美琴は涙目で舞香に謝っていた。なんか変な図だな、一応今日気づいたのだが、舞香は俺たちの同級生のあの「自分を俺と呼んでいる少女」のことだったんだ、そんな同級生相手に涙目で謝る美琴の姿は意外と可愛らしい。そんなことを考える俺ってもしかして本当に変態・・・・いや、考えるだけならセーフだろう、なぜならあのナルシストの野郎は、いつも鳴海に今俺が考えたようなことを言っている、だから俺はセーフだ。


「ま、まあいいけど。」


舞香は意外と簡単に許してくれた。しかし、今美琴を見て赤くなった気がするが、気のせいだろうか?。本当だとしてもなぜ赤くなったのだろう、鳴海も時々俺に向けそんな顔をするが、顔が赤くなるのってどうしてだろう?。次の自由研究の課題のひとつにしよう。

何がともあれ舞香許してもらった俺たちは学園の中の生徒会室に来ている。なんでも神界管理局は生徒会室から行くらしい、まず舞香が入ってはじめにしたのは生徒会室にひとつだけある本棚の下から2番目の一番左の本を引きそのままにし、それから放送室にあるチャイムボタンを押した。するとどうだろか、さっき出しておいた本が勝手にもどったかと思うと、本棚が右にずれなんかいかにもって階段が出てきた。俺は少し驚いたが、ほかのもの(ピークイも含めて)はあまり驚いていない、おそらくはじめから知っていたのだろう、美琴たちが知っているのはわかるがなぜピークイまで知っているんだ?なぞだ。


「まずはあなたたちの首領に合わせてください。」


舞香は階段を下りる前に美琴たちに言った。もちろん美琴たちに断る理由もないので、簡単にOKした。そしてついに階段を下りていく、途中までは古くて汚い階段だったが、突然白くてきれいな階段に変わった、これは魔法だろう。ちなみにさっきの本とかの仕掛けは魔法じゃなかった、おそらく魔法が探知される恐れがあったのだろう、だからわざわざ無効化魔法をかけてるのだ、そうすることで普通に順序良く行動しなければ開かない仕組みにしたのだ。そんな白い階段を降りきると今度は真っ暗、まるでエレベーターに乗ったような感覚に襲われた後『チン』という音とともに扉が開いた。



そこにはもうひとつの学園があった。




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