『ナイツ?新しい生活』の章10
しばらくおきましたが、新キャラ登場です。
ピピピピピピ・・・・・カチャ
今日は、今日こそは止めることができた。これもこの目覚ましをくれたお袋たちのせいか・・・・。でも眠いな、もう一度寝る。
俺は
眠気に負けもう一度寝ることにした。情けないと思う人もいるだろうが
対外の人はこの眠気に負けると思う。なぜなら、俺の今日の睡眠時間は、たったの2時間なのだ。これで2度寝するなと言う方が酷というものだ。
しかし、俺がその日2度寝することはなかった、別に眠くないわけじゃない、眠れるならば寝たかったさ、ええそうですとも寝たかったですとも、でもねえ・・・・・・
「ん、んんん・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
誤解されないために一応言っておく。
ここは俺の部屋だ、まだ荷物には手をつけてなく、散らかったままの俺の部屋だ、そのはずだ、そのはずなのだが・・・・・・・
「・・・・っ・・・・あれ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「あの・・・・えっと・・・・・・・・・・こんにちは?」
「こんにちは?じゃねええ!!何でこんなところにいる!!てか誰だ!?」
そう、ここは俺の部屋、なのにその俺の部屋に、青い短めの髪、それに赤色の眼鏡に大きめな目の『美少女』がいた。しかも・・・・・・・・
「・・・・アナタハ、ナンデフトンノナカデ、マルマッテイルノデスカ。」
そのまま聞くと変態に成りかねないので、できるだけ興味がないように聞こうと思ったが、逆に怪しい言い方になってしまった。
「えっと、その・・・・」
その質問に少女は顔を赤く染める。わかっている、わかっているともさ、なんでこの少女が何で赤くなるのかも、こんなこと聞く俺が変態と変わらないのも、わかってはいても、現実を否定したいこと、時にはあるでしょ?。それはまさに今の俺の心境だ。
その俺の心境を知ってか知らずか、少女は顔を真っ赤に染めたまま
「服は・・・・その・・・・・ないっす・・・・。」
と言った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
もう何も言わない、考えない、・・・『僕は誰、ここはどこ』。
効果なし、うん、むなしさが襲ったね。あと気になることがひとつ、さっきからあの少女にガン見されてるんですけど。さっきからやけに冷たい汗が背中を流れてる、ここは声をかけるべきなのだろうか・・・・。
「あの、服。」
「服。」
何だこの少女は、まさか俺を服泥棒と勘違いして・・・・・・!!
「ち、違うぞ!俺は何も知らない!起きたらおまえはすでにそこにいたんだあああ!!。」
もうほとんどパニック状態、自分で何言ってるかわからない。こんな場合どうすればいいんだっけ・・・・・・・・ってそんなことの対策法あるわけねええ。『起きたら服のない少女が布団にいた時の対策法』なんてものがあったら逆に驚くわ!!
でも、そんなパニック状態も長くは続かない。
「そんなんじゃなくて・・・・・・できれば服を借りたいんす。」
本当に俺は何をしているんだろう。はじめからそうすればよかったじゃないか。
少女が着替え終わり、やっと落ち着いてきたところで、俺は慎重に質問した。
「あなたはいったいどこのだれで何で俺の布団のなかにいておまけに・・・・・・・・・・・」
「ストップっす。そんなに一気に聞かないでほしいっす。」
どうやら冷静に聞いていたつもりが、まだパニックから立ち直っていなかったらしい。深呼吸だ、すうすうはあ、すうすうはあ・・・・・なんか違う気がしたけれどまあいいだろう。落ち着いた。
「じゃああらためて、君は誰だ。」
「ぼくは、天使のピークイ。」
天使だって?なんでこんなところに。まあ、別におかしいことでもないか、天使は侵出きぼつ、いつどこに現れるかわからない、それが偶然俺のところだっただけ、何もおかしいことはない。第一、俺の場合存在自体が異質だから、まわりで変なことが起こるのはあたりまえだ、実際に前住んでいたところではいろんなことに巻き込まれた。
しかし、見た感じ願いを叶えに来たわけではないようだ。
「天使がいったい俺に何の用だ。」
大体のことは予想できる。
「君の監視を監視するようにという命令をうけ、ここに来たっす。」
やはりな、天使が来るなんておかしいと思ったよ、天界のやつらはできるだけ俺との接触を避けている、まあ、天界にいた頃の俺のイメージは最悪だからな。おそらくこの話し方が変な(もともとらしい)少女は生贄のようなもの、天界から見捨てられたと言っても過言ではない。だからといって、天界も天使が減るのは困る、それでもこの子を送って来たということは、天界で何かが起こってるという意味だ。最近増えて来た悪魔の出没となにか関係があるのだろうか。
「だから、今日からここに住みます。」
・・・・・・・はい?
「いまなんと。」
「今日から住む。」
あはは、さっきより短くなった♪。
「・・・・・・・・なんでなんだあああ!!!!????。」
俺は目立つのが嫌い・・・・・・・・のはずだよね?。
ここまできたら運命だな。
そんな風に思う俺だった。
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