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『ナイツ?新しい生活』の章8

途中で切れます。

~健一アッ君~



「舞香さん、あなた神界管理局の人間だな。」


根拠も何もない俺の勘、しかし確かに舞香さんからは、他の3人と似たようなにおいがしている。自慢ではないが、俺は自分の勘にそれなりの自信がある。


「そんな分けないでしょ。」


そんな俺の勘にケチをつけるやからがいた。俺の幼馴染こと鳴海、こいつはまだ俺に突っかかるつもりらしい。情報を抜き出すにはいいが、すぐ突っかかるところがたまに傷かな。俺は仕方ないので鳴海に視線をかえる。そのいとに気づき鳴海は話しを続ける。


「私たち3人は、ナイツのなかでも5つの指に入る実力者よ、舞香さんほどの実力者を持った人間を、同じ組織にいるのに3人とも知らない、そんなの・・・・・・」


鳴海は一度言葉をきり、難しい顔をする


「ありえないわ。」


しばらく沈黙の時間が流れる、今日の風はやけに冷たい。そんな中ではじめに口を開いたのは俺だった。


「だから何だ。」


鳴海は、はじめこそ驚いたが、それからまた突っかかってきた。


「だから何だってあなたねえ。」


しかしそれ以上喋らせるつもりはない


「俺は舞香に聞いているんだ。」


そして視線を舞香に移す、しかし舞香は何も言わない。自分からは言わないつもりらしい、しかし言ってもらわなくてはこまる。主にこいつら3人の今後が・・・


「舞香さん、話してもらえませんか?」


「・・・・・・」


それでも口を開かない。おそらくそれほど重大な機密事項なのだろう。


「美琴はすでに俺と契約している、隠しても仕方ない。それよりも、この俺の力を有効活用する方が利功だと思うぜ。」


またもや沈黙、俺がまた口を開こうとすると、その前に舞香がやっと話し出した。


「わかった。話そう。しかし、そこの悪魔。」



そう言って俺を指す。正確には悪魔落ちだけど・・・・


「お前にも質問に答えてもらう。」


「そんなことならお安いご用さ。」


質問しだいだけど、できる限り答えてやることにしよう。


「なら話そう。神界管理局の『裏の顔』について。」


俺が欲しかった答えだ。やっと話しが進む。


「神界管理局の裏の顔って、それどういうことですか。」


画面の前の皆さん、この質問が鳴海のものだと思った方が居るかもしれないが、鳴海はこんな丁寧に質問できない、よってこの質問はマスターから来た質問だ。これから話すと言っているに、この2人は人の話しを聞かないのだろうか、鳴海は別としてマスターまで質問するなんて、もしかして鳴海に汚染されたのか、これから少しづつ浄化してもらおう。・・・・・・だれに?はっきり言ってまともな人間は俺の周りにはいない。いままではマスターが1番まともだったから・・・・・・・。

そんなマスターの質問を完全にスルーして話しはじめていた。


「そこの悪魔が言うように、私は神界管理局の人間だ。」


舞香は静かに話しはじめた。神界管理局の・・・・裏側について


「しかし、俺が所属しているのは、神界管理局のなかでも『エンジェルシード』という、表では公開されていない裏の組織だ。」


ここで鳴海かマスターが質問するかと思ったが、ようやく学習したらしく、今はおとなしく話しを聞いている。鳴海の機嫌は悪そうだ、おそらく質問しようとしたがマスターに止められたのだろうな。


「エンジェルシードという組織は、表の舞台ではほとんど仕事をしない。エクソシストを表で動かすのは危険だからだ。」


「なんで!!。」


鳴海はどうやら我慢の限界だったらしい、いままでより少し大きめの声で質問してきた。


「それは、一般の人に悪魔や天使の存在を知られては、この世界のバランスが崩れるからだ。」


この質問には俺が答えた。しかしその分余計な言葉を入れてしまった。


『天使?』


鳴海とマスターの声がハモッタ。きれいに決まっていたきがする。こんどは舞香が答えた。


「悪魔がいれば、天使もいる。つまりはそういうことだ。」


「ちなみに、悪魔と天使の違いは、天使は悪魔と違い、願いを1つだけ、代償なしに叶えられる、そのかわり数は悪魔よりもずっと少ない。」


「天使ってすごいんですね。」


マスターが言う。しかし天使と言うだけで、すべてが善人と言うわけではない。そう言いそうになる自分を抑える。


「でも悪魔はともかく、天使の存在も隠す必要がどこにあるの?」


「鳴海。」


「呼び捨てにしないで!!」


めんどくさいので呼び捨てにしたら、攻撃された。俺はそれを軽く避け、話し続ける。


「天使が少ないといっても、悪魔はかなりいる、悪魔を知っている人間がいれば、そいつの所によることが多いんだ。もしみんなが悪魔の存在を知り、天使を呼んだり、めちゃくちゃに願いを言っていったらどうなると思う。この世界は大混乱、世界が滅亡してもおかしくない。」


「なるほど。」


「だから神界管理局のなかでも、上層部のものにしかエンジェルシードの存在は明かせないんだ。」


「おまけに普通の人間では、どんな魔法を使っても、悪魔にはかなわない。だからわれわれのような『天使の加護者』いわゆるエクソシストが必要なんだ。」




次回は、説明が長くなりそうなので、世界観の説明が一度はいります。

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