『ナイツ?新しい生活』の章4
戦闘・・・・うまく書けない。
~健一~
「疲れた・・・。」
家にかえりはじめに発した言葉はそれだった。
今日は本当に疲れた。手を抜くのもそうだが、その後鳴海に『降参ってなによ、みっともない!!』とフレイムを打ち込まれたのだ。そのあと家まで引きずられた。いたた・・・・。
おまけに今日は『と○る魔術の禁書○録』の再放送だったのに、少し遅れたじゃないか。
そういえば、今頃マスターは何しているんだろうか?。まあいいか・・・・・・。
しかし1度気になると忘れられなくなってしまう。仕方なく俺はマスターと『共感』してみることにした。
「マスターロード・・・・接続。」
はじめに見えたのは、俺、いわいるマスターを治療している鳴海の姿だった。
いったいなにがあったんだ・・・。
それが俺のはじめの感想だった。まず、なぜ鳴海とナルシスト、そしてマスターがいっしょにいるのか(悪魔も居るし)。そしてなぜいきなりピンチなのか、そして・・・・・・・木の影に隠れる人陰。
気になることだらけだ。まずなぜマスターは俺を呼ばない。
「・・・・・・・・!」
まさかこいつ『声にださないと』駄目とか思ってるんじゃ・・・・・ありえる。あのマスター真面目だもん。
どうしようかな?助ける?でもおそらく木の影に隠れる『彼女』は『エクソシスト』だ、俺が行かずとも彼女が助けるはずだ。
おっと、ナルシストが倒れたな、たぶん死なないていどだとは思う。すると鳴海が治療をしながら美琴の前に出た。やるね鳴海、それ結構魔力使うよね。でも勝てないよ、たとえ鳴海でも、『天使か悪魔の加護』を受けていないかぎり勝てるわけない。
マスターもそろそろしゃべれる程度に回復すると思うが、おそらく『俺は』間に合わない。悪魔も確実に鳴海を殺る(やる)気だ。
そして悪魔の一撃が放たれる。それと俺が呼ばれるのは、同時だった。
~鳴海~
目の前に鬼が出たときから私は死ぬことを、直感的にわかっていた。だからせめて美琴は守ろうと思った。私がこいつを止めていれば、じきに治療が終わる美琴は逃げられるはず。最期のときが近づく音が聞こえる気がする。
ああ、何でだろう。こんな時にあの幼馴染の彼のことしか考えられないなんて。こんなことなら・・・・・・・って!何考えてるの私!!。あいつなんか!
「お礼に、一撃で行かせてやる!!」
彼の攻撃が来る合図だった。緊張のあまり瞳を閉じる。しかし、もう一つ声が聞こえた気がした、たしか『アッ君』って。誰だろう、もしかして美琴の彼氏かな?そんな話は聞いてない。
もし、もし助かったら、詳しく聞かせてもらおう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?
いくら待っても衝撃はこない。おそるおそる瞳を開ける、私の目の前には、一人の『女性』がいた。とても綺麗な人。私はつい見とれてしまった。
「だれだおまえ。」
その声で私は我に帰った。
私生きてる!!。
そう、生きている。生きているのだ。私はそれが何よりも嬉しかった。
「私は舞香、エクソシストの隼戸 舞香だ。」
・・・・・・ハスキーな声。カッコいい。
そして彼女をよく見ると、片手に2メートル余りある日本刀を握っている。鞘は付けたままだ。
「君、可愛いね。俺と遊ばない!!」
鬼が突然舞香さんに襲い掛かった。
「危ない!」
私は突然のことについ大声を上げてしまった。
金属同士がぶつかる音がした。見ると、舞香さんが私たちが手も足も出なかった鬼の攻撃を、鞘に刀を入れたまま受け止めている。そして鬼へ蹴りを繰り出す。鬼はそれを難なくよけ、カウンターをかけた。この角度では鞘では防げない。
「もらったあ!!。」
鬼が叫ぶ、しかし次の瞬間
ジャキンッ・・・・・
いつ抜かれたかはわからなかった。いつの間にか舞香さんは悪魔を背に、刀を鞘に納めていた。血液が飛ぶ、そしてその鬼は黒い光となって消えていく。ちょうどその時だった。
「あーあ、倒しちゃった。」
うしろからいかにも怪しい声(モザイク声?)が聞こえた。振り返ると、黒い西洋の鎧で手も足も顔さえも隠している怪しい男が居た。その男はすたすたと鬼の死体に近づいていく。
「まて。」
その前に舞香さんが立ちはだかり、刀を突きつけた。
「おまえ・・・・悪魔だな。」
私はその言葉を聞き、その男から離れ美琴をかばうように両手を広げた。
「違う。」
「嘘をつくな。」
「残念ながら本当だ。」
「悪魔の言葉など信じられるわけがない。」
舞香さんはさらに刀を進める。
「待って!!」
その舞香を止めたのはとても以外な人物だった。
「その人は・・・・アッ君は悪い人じゃありません。」
「美琴?」
それはほかならぬ私の後の美琴だった。
戦闘シーンはどうしても雑になります。
これから改善して行くのでこれからもよろしくお願いします。
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