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『俺が契約!!』の章~契約~

結構早かった♪。

~???~


私、死ぬのかな。

そんなことを考える。今日はいつもと違う道で帰ることにした、今思えばそんなこと考えた自分が馬鹿みたい、いつも通りに帰れば、こんな魔法が利かないような『鬼』に会うこともなかったのに、これじゃあ何のための『ナイツ』かわかりゃしない。

勝つ自信はあった。ナイツののなかでも3番目に強い私なら、この見たこともない鬼にも勝てると思っていた。

しかし、実際は違った。私の攻撃は一撃も当たらず、私が持つ最高の技『ウォール』も効かなかった。そして私は瞬く間にボロボロにされた。おそらくもう助からない。そう思うと私は胸の奥から湧き出る感情があった。



「生・・・っ・・・きるの!。」



感情を口に出す。でもうまく言えない。



「あぁ?。」



鬼が不機嫌そうに私を見る。




「死ぬも・・・んか・・・・私は・・・・っ・・・い・・・・い・・・。」



さっきよりも感情が高ぶっているのが分かる。この時の私には『生きたい』という感情しかなかった。ただ生きたいと。




「なんだてめぇ。聞こえねぇよ。」



たとえ




「わたしは・・・生きるのぉっ・・・。」



悪魔にこの魂を売ろうとも・・・・・。






~健一~


「わたしは・・・生きるのぉっ・・・。」

『生きたいよ『     』。』



その声が、昔聞いた声と重なる。しかし、それよりも、俺の心は、勝てないとわかっていながら、まだあの悪魔に立ち向かう委員長の強さに目を奪われていた。そして・・・・



「ふ、ふはははははは。」



から笑い

気に入った。

だから、力を貸してやる。

俺は自分に『悪魔の鎧』を着ける。足から少しづつ俺の体を張っていき俺の体を完全に覆うと、ブクブクと動く。そして黒い西洋の鎧へと変わる。これで俺だとはわからない。

さあて、面倒だが『契約』しますか。






~???~


もう終わった。そう思った。でも、諦め切れない自分がいる。生きたい、生きたい、生きたい・・・・・・。



『生きたいか?』



どこからか声が聞こえる。なんか変な声だ、すごいガラガラ声。



『お前は、生きたいか?』



また聞いて来る。生きたいに決まっている。



『なら、力をかそう』



力を貸す?そんなことできるの?



『できるさ。おまえ次第だがね』



わたし次第?



『そうだ、おまえが俺のマスターになればいい』



あなたは・・・だれ?



『俺は・・・・・・悪魔だ』



悪魔、彼は自分を悪魔と言った。ていうことは、本当に魂取られちゃうのかな。

ちょっと冗談っぽく考えてみる。



『そんなことはない』



えっ?じゃあ



『そのかわり』



完全にリスクがない訳じゃないらしい。でも当たり前か。

私は彼のつぎの言葉を待った。意外と緊張する。




『俺との契約は俺からしか切れない』



「へ?」



あまりにも予想外の答えについ声が出てしまった。



『でっ、契約するかしないか、早く決めないと・・・』


目の前の鬼が迫ってくる。つぎこそ止めを刺すつもりだ。

私に考える時間はなかった。



契約する。



『そうか、ではこれより儀式を始める。なんじ』



彼が何かつぶやき始めた。



『なんじこれより我はなんじを主と認めいかなる願いも叶えることを誓う。』


そして一泊おき



『なんじの真の名を示せ』



私はジッとしている、じゃましたら悪いし。



『なんじの真の名を示せ!!』



えっ?なに?私に言ってる?



『そうだよ!早くお前の名前を口に出していえ』



怒鳴られた。でも仕方ないので、残り少ない体力で言葉を発する。



「私の名前は・・・・日柄崎ひがらざき 美琴みこと。」



『契約成立』



その声が聞こえた瞬間眩しい光で私は目を瞑ってしまった。

きたあああ!!。

ここまできたあああああ。

ここから本番です。好ご期待。

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