位階の成長と、謎の奇蹟
○ 位階の成長と、謎の奇蹟
さっそく僕は、ネメシア様の神殿にきて……位階を確認するのだった。
============
・黒井未央 位階3(1/3)
・ソウルポイント 1/5
[《浄罪》]
[《治癒》]
[《保管》]
・神の奇蹟
《滅心》 ポイント1
《神具》 ポイント2
《自傷》 ポイント2
《真贋》 ポイント3
《活眼》 ポイント3
《誘惑》 ポイント3
《興奮》 ポイント4
《幻覚》 ポイント4
《鋭敏》 ポイント4
《狭窄》 ポイント5(視界、思考を狭める)
《狂暴》 ポイント5(対象を狂暴化させる)
《??》 ポイント0
============
……謎の神の奇蹟がある。
「なんです、これ?」
「おっ、もうそこまでいったのか……よしよし、それは必ず取得しておくのじゃ。いいことがあるからのう」
「……わかりました」
そんなことを言われるので、ポイントも0なので、躊躇いはなく……その《??》をセットする。
使い方もわからないし、なによりなにかが変わったような感覚もない。
……
「では、戻るといい。……それと、復讐は長引かせるものではない」
「分かっています――あとは、あの学校にいる連中だけです」
「なら、よいのじゃ。お主が復讐を完膚なきまで果たすその日を楽しみにしておるぞ」
そうして、僕の意識は落ちていき――気が付いたら、先程までいた路地裏に立っていたのだった。
***
――あれから、家に帰って……もう慣れた様子で、お風呂を済ませて、早々にベッドに横たわる。
……ネメシア様に言われた、復讐を長引かせるなという言葉が頭から離れなかった。
「僕の復讐――その終わりって、なんだろう」
あの二人を筆頭にした、連中を殺し尽くすことだろうか。
それとも、単にこれからも終わらないのだろうか。……きっと、僕自身が変わらないとこの復讐はずっと巡る。
そんな気がしてならない。
でも、なにをどう変えたらいいのだろう。
―――いや、本当は理解している。
殺して、殺して……その先は、きっと殺人鬼だ。
復讐を終えたら、きっとやり場のなくなった怒りの炎は、矛先を求めて永遠に彷徨い続ける。なにかと理由をつけて、きっと誰かを殺すのだろう。
「……」
でも、それのなにがいけないのか。
僕にはもう、わからなくなっていた。




