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私の両親は血の繋がった親じゃなかった!?

作者: 七瀬





私の家族は、、、?

お父さんお母さん、おばあちゃんに2つ下の弟がいるの!


みんな仲がいい家族なのよ!

弟が産まれた時、私はとっても嬉しかったわ!


私もこれで! 【お姉ちゃん】になれると喜んだものよ!



・・・でも私は、ある事で知る事になったの!

この家族は、誰一人! 私と血の繋がった人がいなんだと、、、!!!


私は! この家の子供じゃない事を知ってしまったのよ!




それを知ったのは、ひょんなことからだったわ!

私も! 高校生になって、修学旅行先が海外になったの、、、!


パスポートを取るのに、戸籍謄本を取る事になって、、、。

そこに私は、“養女”となっていたのよ!



私は、お父さんとお母さんに聞いたの、、、!


『ねえ、お父さんお母さん! 私、ここのお家の子じゃないの、、、?』

『・・・えぇ!? ・・・・・・ごめんね、』

『すまない! いつか、こんな日が来ると思っていたが、、、!?』



お母さんは、座り込んで泣いてばかりで、、、。

話す事が出来なかったみたい!


でも、お父さんが私に本当の事を全て話してくれたわ!


『柚季! 本当にすまん! お前は、俺が引き取ってきた子だ、、、!

俺と母さんはな! 長い間、子供が出来なくて! ずっと俺たちの子供が

欲しかったんだが、なかなか子宝に恵まれなくて、そこに、、、! お前

を引き取ってほしいという話しが舞い込んできて! 直ぐにお前を! 連

れて帰って来て、引き取ったんだよ! 俺も母さんも、お前が俺たちのと

ころにきてくれて! 一気に家の中が変わったんだぞ! 母さんは、よく

笑うようになったしな! ばあちゃんも、凄く喜んでたよ! 俺もそうだ! 

血が繋がってなくても、お前は俺たちの本当の子供なんだぞ!!!』

『・・・でも、やっぱり血は繋がってないよね!』

『柚希!』

『・・・そうかもしれんが、柚希は俺たちの子だ! なあ、母さん!』

『・・・そうよ、柚希!』

『もういい! 私は? 誰の子なの?』

『・・・・・・柚希、』



私は、この日を境に家出をしたのよ!

もう、修学旅行なんて! どうでもいい!


私は、この家の子じゃないんだから! この家には、もう居たくない、と!


・・・私は、自分の部屋から要るモノをカバンに詰めて夜中家出をした!

私の弟には、最後、、、。

ちゃんと話して、出て行ったの、、、!


『陽祐! 私は貴方の本当のお姉ちゃんじゃないんだって!』

『えぇ!?』

『ごめんね! 私、この家を出ていくわ!』

『なんでだよ! 別に出て行かなくてもいいじゃん!!!』

『血が繋がってないって聞いて! 私がこの家にいれないのよ!』

『姉ちゃん!』

『・・・ごめん、でも! この事は、みんなには黙ってて!』

『あぁ、』



そして、、、。

私は、あの家を出て行ったの!

高校もやめたわ!


行く当てもなく、フラフラと街を歩いていると、、、?

見知らぬ男が、私に声をかけてきたの、、、!


『どうした? 何かあったのか?』

『ほっといてよ!』

『ほっとけないだろう!』

『・・・・・・』

『行くとこがないなら! オレに着いて来い!!!』

『えぇ!?』



行くところもない私は、仕方がなく! この男に着いて行ったわ!


『ココだ! 今日から、ここに住めばいい!』

『・・・ここに?』



ボロボロの家で、、、築50年は経っている一軒家に私を連れて来たわ!


中に入ると、、、?

私のような、子供たちが共同生活していたのよ!


『今日から、お前たちと一緒に生活する柚希だ! みんなよろしくな!』

『・・・柚希ちゃんか!』

『私! アミだよ! よろしくね!』

『・・・ううん。』




どうやら、、、?

この男は、悪い男じゃなかったみたい!

私は少し、ホッとしたわ!


急に私に話しかけてきたこの男が、怪しく見えたし! 

もし、、、?


何かあったらと思っていたから、、、。



でも! ココに来てから、、、なんだか不思議ね!

ココが凄く私にとって居心地がいい場所だったの、、、!


それに、私は家出してきのに、、、!!! 

・・・相当、探していたと思うけど、、、。


家族や警察にも見つからず、私は20歳までここにいる事が出来たのよ!


『今まで、ありがとう! これからは、1人で生活していくわ!』

『柚希ちゃん! 頑張ってね!』

『なんかあったら? ココに! いつでも帰ってこいよ!』

『分かった! ありがとう、救助!』

『・・・なんだよ! オレを泣かせるなよ!』

『勝手に泣かないでよ! 私が、もらい泣きするでしょ!』

『すまん! すまん! じゃあ、頑張れよ!』

『うん!』





今の私は、こう思うのよ!

別に、血が繋がってなくても! そんなの関係ないんだって、、、!

一緒に生活していれば! みんな私の家族なのよ!


・・・そんな風に想えるようになるなんて!

私も、大人になったのかな、、、?



私は今から! もう一つの家族に会いに行きます! 






最後までお読みいただきありがとうございます。

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