私の両親は血の繋がった親じゃなかった!?
私の家族は、、、?
お父さんお母さん、おばあちゃんに2つ下の弟がいるの!
みんな仲がいい家族なのよ!
弟が産まれた時、私はとっても嬉しかったわ!
私もこれで! 【お姉ちゃん】になれると喜んだものよ!
▽
・・・でも私は、ある事で知る事になったの!
この家族は、誰一人! 私と血の繋がった人がいなんだと、、、!!!
私は! この家の子供じゃない事を知ってしまったのよ!
*
それを知ったのは、ひょんなことからだったわ!
私も! 高校生になって、修学旅行先が海外になったの、、、!
パスポートを取るのに、戸籍謄本を取る事になって、、、。
そこに私は、“養女”となっていたのよ!
私は、お父さんとお母さんに聞いたの、、、!
『ねえ、お父さんお母さん! 私、ここのお家の子じゃないの、、、?』
『・・・えぇ!? ・・・・・・ごめんね、』
『すまない! いつか、こんな日が来ると思っていたが、、、!?』
お母さんは、座り込んで泣いてばかりで、、、。
話す事が出来なかったみたい!
でも、お父さんが私に本当の事を全て話してくれたわ!
『柚季! 本当にすまん! お前は、俺が引き取ってきた子だ、、、!
俺と母さんはな! 長い間、子供が出来なくて! ずっと俺たちの子供が
欲しかったんだが、なかなか子宝に恵まれなくて、そこに、、、! お前
を引き取ってほしいという話しが舞い込んできて! 直ぐにお前を! 連
れて帰って来て、引き取ったんだよ! 俺も母さんも、お前が俺たちのと
ころにきてくれて! 一気に家の中が変わったんだぞ! 母さんは、よく
笑うようになったしな! ばあちゃんも、凄く喜んでたよ! 俺もそうだ!
血が繋がってなくても、お前は俺たちの本当の子供なんだぞ!!!』
『・・・でも、やっぱり血は繋がってないよね!』
『柚希!』
『・・・そうかもしれんが、柚希は俺たちの子だ! なあ、母さん!』
『・・・そうよ、柚希!』
『もういい! 私は? 誰の子なの?』
『・・・・・・柚希、』
▼
私は、この日を境に家出をしたのよ!
もう、修学旅行なんて! どうでもいい!
私は、この家の子じゃないんだから! この家には、もう居たくない、と!
・・・私は、自分の部屋から要るモノをカバンに詰めて夜中家出をした!
私の弟には、最後、、、。
ちゃんと話して、出て行ったの、、、!
『陽祐! 私は貴方の本当のお姉ちゃんじゃないんだって!』
『えぇ!?』
『ごめんね! 私、この家を出ていくわ!』
『なんでだよ! 別に出て行かなくてもいいじゃん!!!』
『血が繋がってないって聞いて! 私がこの家にいれないのよ!』
『姉ちゃん!』
『・・・ごめん、でも! この事は、みんなには黙ってて!』
『あぁ、』
▽
そして、、、。
私は、あの家を出て行ったの!
高校もやめたわ!
行く当てもなく、フラフラと街を歩いていると、、、?
見知らぬ男が、私に声をかけてきたの、、、!
『どうした? 何かあったのか?』
『ほっといてよ!』
『ほっとけないだろう!』
『・・・・・・』
『行くとこがないなら! オレに着いて来い!!!』
『えぇ!?』
行くところもない私は、仕方がなく! この男に着いて行ったわ!
『ココだ! 今日から、ここに住めばいい!』
『・・・ここに?』
ボロボロの家で、、、築50年は経っている一軒家に私を連れて来たわ!
中に入ると、、、?
私のような、子供たちが共同生活していたのよ!
『今日から、お前たちと一緒に生活する柚希だ! みんなよろしくな!』
『・・・柚希ちゃんか!』
『私! アミだよ! よろしくね!』
『・・・ううん。』
*
どうやら、、、?
この男は、悪い男じゃなかったみたい!
私は少し、ホッとしたわ!
急に私に話しかけてきたこの男が、怪しく見えたし!
もし、、、?
何かあったらと思っていたから、、、。
▼
でも! ココに来てから、、、なんだか不思議ね!
ココが凄く私にとって居心地がいい場所だったの、、、!
それに、私は家出してきのに、、、!!!
・・・相当、探していたと思うけど、、、。
家族や警察にも見つからず、私は20歳までここにいる事が出来たのよ!
『今まで、ありがとう! これからは、1人で生活していくわ!』
『柚希ちゃん! 頑張ってね!』
『なんかあったら? ココに! いつでも帰ってこいよ!』
『分かった! ありがとう、救助!』
『・・・なんだよ! オレを泣かせるなよ!』
『勝手に泣かないでよ! 私が、もらい泣きするでしょ!』
『すまん! すまん! じゃあ、頑張れよ!』
『うん!』
*
今の私は、こう思うのよ!
別に、血が繋がってなくても! そんなの関係ないんだって、、、!
一緒に生活していれば! みんな私の家族なのよ!
・・・そんな風に想えるようになるなんて!
私も、大人になったのかな、、、?
私は今から! もう一つの家族に会いに行きます!
最後までお読みいただきありがとうございます。