帰ってきました
あれから結局3日も休んでしまった私だけど、体調がもう良くなったから今日から学園に通えることになった。
お兄様も「いいよ」といってくれた。
学園で花影さんとじっくり話したいと思っている。私は聖女でも女神でもないし、花影さんと仲良くなると言うことにはならないと思うけど、私は花影さんの事を知ろうとしなかった。
だから、話し合って、お互いの事を理解しないといけない、と思った。友達にはなれなくても、挨拶が出来るような関係くらいにはなれるかな、と思っている。
彼女は自分のために友達になろうと私に話しかけていたけど、私も誰とも関わりたくないからと言う理由で、何度も彼女を突っぱねた。
彼女は私に断られる度に、傷ついていたかもしれない。彼女に私と素直に仲良くなりたいと言う気持ちは一欠片もなかった?もしかしたら、あったのかもしれない。
私は花影さんの気持ちを踏みにじっていた。
あの時の私は、沢山の事から逃げていた。でも、花影さんは何度も私に挑んできた。結果私は体を壊してしまったけど、私には、そんなこと出来なかった。
でも、あの時私が友達になると言っていたら、こんなことにはならなかったのかもしれない。仲が良い友達になれたのかもしれない。
結局は、私も悪かったんだ。
まぁ、過去の事を今さら悔やんだってどうにもならないか。
とりあえず、学園に行く用意を整えなければ。
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学園に着くと、私は早足で自分のクラスの教室に向かった。
「ぜぇ…はぁ」
前からあまりなかった体力がさらに無くなっている気がする。…体力つけないとなぁ。でも、体力をつけるのって色々とめんどくさそうだ。めんどくさそうでも、ちょっとでもいいからやろう。ダルいけど頑張ることも大切な気がする。
「おはようございます」
いつもは教室に入るときに挨拶なんてしていなかったから、教室にいる人達は驚いていたけど、気にしない。
誰も私を冷たい目で見てこなかったのは何故だろう。私がいない間に何が起こったのだろうか。
自分の席だと思う場所に進むと、もう誰かが座っていた。
「ここって…」
「え?私の席だよ」
嘘にも聞こえないし、彼女の席なんだろう。…私の席は何処だろう…。
「おい、亜莎紀。お前の席はここだぞ」
いつの間にか私の近くには碧斗がいて、今私がいるところではないところの机を指差した。
席替えでもしたんだろうか。でも、何で?
「席替えでもしたんですか?」
碧斗は私の言葉に頷いた。
「ああ、担任が変わったからな。いや、教師がほとんど変わった」
私がいない間に、お掃除が終わっていたみたいだ。
私は碧斗に指差された机にいき、席につくことにした。用意をしなければいけない。若干遅れぎみだから。
「お帰り、亜莎紀」
そんなことを考えていたら、碧斗が私の耳元で囁いてきた。くすぐったいからやめてほしいんだけど…。
でも、お帰りと言われるのは、帰ってきたことを歓迎されることはやっぱり嬉しくて、思わず口元が緩んだ。
「…ただいま」
つい、言いたくなってしまった。
それから、朝のホームルームが始まると、知らない先生が来て、ホームルームを進めていっていた。
悪い人では無さそうだったから、徹底的にお掃除したんだなと改めて思ってしまった。
今日は誰にも絡まれていなくて、おかしいなと思ったけど、気にしないことした。ラッキーだな、位でいい気がするから。
「亜莎紀さん」
一人でぼやけていたら、声をかれられた。私が知る人の中で、亜莎紀さんと呼ぶ人は花影さんしか知らない。
「話したいことがあるんですけど、いいですか?」
やっぱり花影さんだった。花影さんから来てもらえるのは有り難かった。丁度話そうと思っていたし。
「はい、場所を移しませんか?」
「ええ、そうですね」
花影さんが笑った。
更新が遅れてしまい、すみません。お読みいただきありがとうございました。




