夢幻世界のフォトグラファー
作品の途中ですが、長編予定新作予告です。
古めかしいカメラを胸に下げた地味な男。
「Sunny 16 rule って知ってるかい? 」
彼は変わり者だった。
旅人、冒険者とも呼ばれる彼らは組合を通し旅行記を出版することで生計を立てる。平行世界間の行き来が可能になり半世紀、未だ人々の未知への熱狂は覚めず。
古めかしいメイド服を来た妖しげな少女。
「あの日、あの瞬間、私は確信したのです。『こいつちょろい』と。」
彼女は腹黒かった。
未知の先には危難があった。空想の怪物が実在し闊歩する世界、恐ろしい兵器が絶えることなく火を噴く戦乱絶えぬ世界、猛毒の瘴気が立ち入ることすら拒む、けれどああ、美しい世界。同根異枝の世界群は、今や無限の可能性を秘めて人々の前に実に厳然と存在した。
古めかしい機械で構成された巨大なイモムシ。
「……ぷすん」
それはポンコツだった。
誰しもが冒険に憧れる時代、誰でも帰ってこられるとは限らない、未知なる危険な別世界。彼らに代わり旅に出る。片道か?往復か?行先不安な切符を握り、未知と野心に胸を躍らせ。
それが旅人、冒険者。
これは、そんな時代の旅行写真家と、その押しかけメイドと、その愛機たるポンコツの、錆色の冒険譚。
皆さん写真は好きですか?わたしは好きです。特にすっぽんぽんの異性が局部のピクセル化加工なしに載っているものなんか、かなり好きです。もち、風景写真も好きですよ。というわけで、来年中には執筆始めまーっす。Z〇IDSのM〇LGAをリスペクト。ついでにH〇LGAもリスペクト。長砲身の狙撃砲に代えて大口径の長玉のっけた複座のM〇LGA Sniper もどきを主人公機として、フォトドキュメンタリー制作業とか代理旅行業といった趣の冒険小説になるかと思います。新作の連載始まったらコレの本文はあらすじにつかい〼。