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『非正規社員 石田三成』~ショートストーリー集~  作者: 坂崎文明
第三章 世界放浪編

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豊洲市場の電気代月300万冷蔵庫、死体安置所に転用で科学的には問題なし

「豊洲市場の電気代月300万冷蔵庫は、やっぱり、合理的に考えれば、最近、高齢化と福島原発で放射能汚染で火葬場が順番待ちだから、死体安置所に転用でいいんではないか?」


 ヒトラーは科学と合理的思考の権化である。


「……それは、ちょっと」


 石田三成はさすがに口ごもる。


「盛り土前提で環境アセスメントの許可がでたから、やり直すとしても法律的に15ヶ月は移転できないですよね。それはいいアイデアですね」


 真田幸村も勝つための非情な軍略の権化である。


「三成殿、マグロは冷蔵庫の中で死んでるのか? 生きてるのか?」


 ヒトラーが訊いてきた。


「死んでます……つまり、死体?」


 三成はあっと気づく。


「科学的には何の問題も無い」

 

 ヒトラーは宣言する。


「確かに、でも……」


「三成、科学的に問題なければ、この世界では何も問題ないんだよ」


 幸村も諭すようにいう。


「わかりました。確かに、後で消毒すればいいし。科学的には何も問題ないですね」


 ははは、ということにしておこう。

 私もやっと科学的思考が分かったように思った。

 気のせいかもしれないが。

初めに一歩をあやまてば、後に千里の違いあり

http://my.shadowcity.jp/2016/11/post-10144.html

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