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『非正規社員 石田三成』~ショートストーリー集~  作者: 坂崎文明
第三章 世界放浪編

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マンチカン

「この猫、かわいいなあ。足短いし、よく跳ねるし」


 石田三成はガラスケースの中にいる短足の猫を見つめていた。


「三成、それ、マンチカンだよ。値札見てみろ」


 島左近が値札を指差した。


「25万8千円だと! 買えない事もないけど、どうしたもんじゃろなあ」


 ISISのリゾートバイトで原油を売りさばいたお陰で貯金が1000億円ぐらいある二人であるから、買えない値段ではない。

 安土城地下要塞での宴会を終え、豊臣秀吉、徳川家康の到着を待つ間の久々の休暇であった。


「こっちの足が長いやつだと8万円だよ、どういうこと?」


 三成は色々と物色し始めた。


「足が短いのが売りだからな。こっちのかわいいやつは35万8千円だよ」


 左近は一番かわいいやつを勧めてくる。


「欲しいなあ。どうしたもんじゃろなあ」


 三成はため息をついた。


「……あれ、真田さんから連絡が」


 左近はスマホのメッセージアプリに視線を落す。


「真田さん、何だって?」


 三成も気になって尋ねる。


「上海ディズニーランドに来いってさ」


 ということで、急遽、機上の人となったふたりであった。

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