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『非正規社員 石田三成』~ショートストーリー集~  作者: 坂崎文明
第二章 安土上洛編

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三成上洛

「三成さまは信長公にお会いするのは初めてですか?」


 本多正信教授は四菱自動車のアウトランサーPHEVを運転しながら、三成に話しかけてきた。


 後部座席の隣には島左近がいて、先ほど京都で神無月萌とアリサを降ろしたばかりだ。

 一行はこれから信長のいる安土に向かうところであった。


「秀吉様の小姓時代に遠くからお見かけしたことはありますが、信長様は多忙なお方でしたので、たぶん、私のことはご存知ではないかと」


 三成にとって信長は雲の上の人のような存在で、本能寺の変で亡くなられてしまったので遠い存在であった。

 

「そうですか。それにしてもスズキという自動車メーカーには驚きましたね。この四菱自動車同様に燃費不正の記者会見を開いたかと思ったら、カタログより実燃費が良かったとかですからね」


「あれは確かにびっくりしましたよ。直後に株価が急上昇したらしいですね」


 左近は話に混じる。


「メーカーの数字よりもユーザーの実感が書かれたツイッターが正しかったということですかね。最近は科学的なエビデンス、統計数字も怪しい物が多いですし、直感と実感は大切にしたいところですね」


 三成は結論付けた。


「そういうことになりますね。そろそろ、安土に着きます。秀吉様、家康様は足守の真田丸の処理で遅れるそうです。私たちだけで信長様に面会になります」


 本多教授も同意した。

 三成は信長との面会に緊張しながら、楽しみにもなってきていた。

スズキの燃費不正はいい不正だったのか?前代未聞の燃費不正問題を振り返る

https://carnny.jp/2824

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