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緊急保護者会

 職員会議の翌日、おうち園は臨時休園になりました。

その翌日、バスがおうち園に通っている各家庭に来て、親子を乗せました。

 バスは、おうち園に着きました。


「すごーい、パソコンがいっぱいだ」

「門はレンガじゃなかったんだ・・・」

「金魚もカブトムシも本当に飼っているよ」

「野菜も芽を出しているね」

「先生がお水やエサやりしていたんだね。」

「マウスクリックするだけじゃあ、生き物は育たないものね」

9組の親子が、おうち園にやってきました。入園した時は、24名だったのに。

「みんな、おはよう」

「青先生、おはよう」

本物の先生です。すぐに先生の所へ行く子ども、パソコン画面と実際見るのは違うと怖がる子どもと反応は様々です。

おうち園は狭くて、9組の親子と先生方が座れるスペースはありません。ヤハタ音楽教室が空き教室を貸してくれたので、親子と先生方は空き教室に移動しました。


 いつもは画面上でしか会話しないので、実際に会うと親も子も不思議な感じです。子ども同士もパソコンでの仲良しさんと違う子と遊んでいたりします。


「廃園・・・ですか」

園長先生の発表に、親子は困惑しました。

「はいえんってなあに?」

「おうち園がなくなるのよ」

「えー」

「なくなったら、普通の幼稚園に行くんだよね」

「??」

親も子も反応は様々です。


園長は言葉を続けます。

「申し訳ありません。希望される方は、私達の知っている幼稚園、保育園に紹介します」

「ちょっといいですか?」

ある親が手をあげました。

「でも、もったいないですね。これだけの設備があるのなら、幼稚園以外にも活用できませんかね」

「そうですね。せっかくここで知り合えた人もいるのだから、リアルだと遠くて会いにくいし。そうだ、こういうのどうかしら」

「いいですね。先生どうですか?」

「ああ、そういった活用方法もいいですね」

「やりましょう。私達も手伝いますから」


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