0歳児英才特訓 1
「おっぱい飲んで、ねんねして、だっこして、うんこしてまた明日。」
と、いう生活しかしてないので、
設定のような独り言が長すぎたと反省している。
早くおしゃべりを他人としたいものだ。ま、さておき、この3ヶ月ほど考えた。
「今何をするべきか!」ファンタジー異世界に転生してきたのだから、魔法だよ!ま・ほ・う!!!
「かあちゃん」がやってくれた、あの青白い光 体に元気をくれたあれだ。
きっと【治療】?それとも【治療】?どっちでも今はいい。
すげーよ医者が要らないんだぜ。
儲かるんじゃないの?なぜ、うち貧乏なんだろう?不思議だ。
「かあちゃん」は呪文らしきものを詠唱していたから、聴覚の発達・言語の理解
2つがそろわないと無理かな?
もしかしたら、小説なんかにあったように、無詠唱で出来る天才、
あるいは転生者チートもあるかも?と思いたいところだが確認の仕様も無い。
「 神様 お願いだからチュートリアルして!」
・・・
・・・
100回ほど無駄なことをしているが、一度も反応0。
聴覚は今でふつうの感覚(元世界の大人)からして半分だから、
あと3ヶ月か半年で何とかなるだろう。
しゃべれるのはいつだっけ?たしか、意味の無い言葉が半年ぐらい。
1歳くらいで片言意味あり位だったかな?
娘たちの記憶は古すぎるが、弟の子、つまり甥っ子は5歳だから・・・
必死で記憶をたどり、不自然さを回避できるようにしなければいけない。
言語の発達は、聴覚に遅れる。聞き取れて、真似をして、
ものには名前と意味があることを知って、それからだ。
聴覚はふつうに発達していそうだから、おいおい様子を見るとしよう。
もう一つの懸案は、「MP問題」だ。地球温暖化や格差社会・年金問題よりもはるかに重大だ。
あてにならない神様が、俺にしてくれたことは2つ。
1つ目は、元の世界での俺の人生を終わらせたこと。
2つ目は、転生前に「ラノベ」サイトで、中途半端な魔法や異世界・転生の、
そしてこの世界でも通用するかさっぱり分からない知識を得るようにしてくれたこと。
2つを比較して到底釣り合っているとは思えない。恨んでも仕方ないと割り切っているが・・・
小説からの情報を分析すれば、主人公は「MP」を膨大な量持つことが多い。
安易なチートでGETしていることもしばしばだが、俺にはそれが無い!
でも、元世界でも幼少からの英才教育はある。教育は誰もしてくれないから、自ら特訓をするのだ。
0歳児から行えば、きっと天才的なものに・・・ぐはは・・・いいぞ俺!
おっぱいを飲みまくってすくすく育っているいる俺は、「HP」は気にしなくていいだろう。
それに身体トレーニングはまだ出来ないし、・・・
「HP」に言及したのは!そこにすごい事実がか隠されているのだよ。
成長と訓練で伸びる「HP」・・・
成長のバロメーターである身長は0歳から5歳あたりが最高に伸び率を持っている。「MP」も、バロメーターが無いので測りづらいが、「HP」同様に増えるとしよう。
今0歳の俺が5歳くらいまで頑張り、普通の幼児にはこんなこと思いつくはず無いので、
比較して考えると神級魔法使いのタマゴ誕生だ。
タマゴでいいのよ!膨大な「MP」を持てば、スキルなんて後からついてくる。
「うおー!!天下獲ったどー!」
しまった!興奮してつい叫んでしまったら、発声器官の未熟さで
「おおおーおおおおおー」と俺の耳には聞こえる叫び声に変換されて出てしまった。
他人にはどう聞こえたのだろう。
どうしたの?という感じで、寝ている俺に「かあちゃん」があわてて飛んでくる。
「何でもないよ」と言うと、
「ああああ あいよ」と変換されて口から声が出た。
これってコミュニケーション?
すると、やっぱり何を言っているか分からないことを「かあちゃん」が言って、
おもむろに胸をさらけ出し授乳をさせようとする。
ちがうんですけど・・・
人生の勝利を確信した高揚感から、勝利の美酒も構わんかと思い・・・美酒ならぬ美乳を飲もう!
おおーと・・・美酒と母乳をかけて 美乳 としたつもりだったが、なんかエロくなった。
「かあちゃん」にはエロは一切無しと決めたばっかりなのだ。
勘違いしないでくれよ。
「かあちゃん」が眠そうにしているから、俺もまだ眠くは無いが寝るとしよう。
「MP問題」も解決したので、明日からは 0歳児英才特訓 の開始だ!ビシバシいくぞ!!