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余命宣告された男は余生をvtuberとして生きていく  作者: あおい
1章

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4/23

4話 初配信

雰囲気を楽しめ

20XX年5月3日


 ついに初配信の日がやってきた!

私は今自分のパソコンの前で正座しながら配信待機画面を眺めている。

なんか知らんうちにSNSでバズっていて怖かった! がまあ特に炎上したわけでもなさそうだし、私の配信を見てくれる人が増えるのは嬉しいことだ。君もそう思うよね?


 さてそんなことを考えていると配信開始まであと10分を切っていた。

配信待機画面にはとりあえず個人情報を隠した上で私がアサガオ病にかかっているということを証明する診断書をはっておいた。

これで私が嘘をついているという人はいなくなるだろう。

嘘だったら…よかったんだけどね。


コメント欄を見てみると


:ここが余命宣告チャンネルですか?

:待機画面に診断書貼ってて草

:余命宣告されてすることがvtuberとか草


とか言われてる。


 まあぶっちゃけ余命宣告された時にvtuberになろうとする人はvtuberファンの人でもほとんどいないだろう。

でも全くいないわけではないと思う。現に私がそうなのだし。


 と、そろそろ開始時間だ。え?配信の意気込み?う〜ん。「まぁ、最大限頑張る」かな。



【初配信】どうもみなさんこんにちは。寿命です【個人勢】

38,256人が視聴中:寿命 チャンネル登録者数 3013人


:配信待機中

:そろそろ時間か〜

:およそ新人が出していい同接数じゃないの草


「こんばんは!」


:うるせぇ!(腹パン)

:これが余命宣告系vtuberの初配信です

:キター!と思ったらこれだよ

:何でミスるかなぁ

:マイク音量デカすぎて草


「あ、音量大きかったですか。そうですか。」


 やってしまった。反省はしてない。

というかむしろネタとしては面白い気がする。


「え〜と?これで大丈夫ですかね」


:おけ

:いい感じいい感じ

:初配信でポンは草

:これで今度は音量小さすぎだったら腹パンしてた


 うわ、音量を小さくするのアリだったな…


「はい。気を取り直して自己紹介!していきましょうか。

みなさんこんにちは。余命宣告系vtuberの寿命と申します。気軽に寿命と読んでください」


:草

:気を取り直せる訳なくて草

:余命宣告系vtuberってなんだよ!

:余命宣告系vtuberって冗談で言ってたのにガチで採用されるとは思わんやん


「はい。余命宣告系vtuberです。

ママは猫又先生で、パパはアクティブ・マリアーナさんです」


:猫又ニキ!?

:なんか見覚えある絵だと思ったら猫山ニキがやってたんか

:パパがアクネキなのも凄すぎて草

:超豪華で草


「お二人には感謝しても仕切れません。お二人のSNSは概要欄に貼っておきますね」


どうもどうも!〈アクティブ・マリアーナ〉

:こんにちは!〈猫又たま〉

:2人とも忙しいしね

:ん?

:本人達ktkr

:草


「え?あっあっすみませんご無沙汰しております。

なんかすいません。わざわざ来ていただいて」


:息子の晴れ舞台見にきただけだから気にしなくていいで〈アクティブ・マリアーナ〉

:こちらこそ邪魔してすみません!〈猫又たま〉

:2人とも忙しいのによう見とる

:明らかに動揺してて草


「き、気を取り直して。

とりあえずタグを決めて残りの時間は募集していた質問に答えようと思います。じぁあタグ決めていきましょうか。まず配信タグからどうぞ」


:余命宣告系vtuber

:草

:決定かな?

:もうそれしかないだろ

:余命宣告系www


「はい。満場一致そうなのでそれでいいですかね。

にしても余命宣告系vtuberって…。次はイラストタグどうぞ」


:う〜ん?

:難しいよね

:寿命絵…とか?うーん

:3回見たら死ぬ絵とか

:草

:本当に草


 3回見たら死ぬ絵がイラストタグで大丈夫か?

…まあ面白ければいいか。


「じゃあイラストタグは3回見たら死ぬ絵に決定で。次はファンネームどうぞ」


:患者

:医者

:うーん?

:微妙だな


「まあじゃあしばらくは普通にリスナーでいいかな」


:そうだね

:それがいいかも


「こんなもんかな?じゃあキャンディで募集していた質問に答えていきましょう!」


〈余命宣告された時どういう気持ちでしたか?〉


「なんで?っていう感じですかね。私別に悪いことしてないのに…って」


:かわいそう

:それですることがvtuberとか…


「だって!vtuberが!好きだったんだもん!」


:うるせえ!

:鼓膜ないなった

:さっき音量調節してたよね?

:気配を感じ取って音量下げていたワイ。大勝利


「すみませんすみません。気を取り直して次の質問」


〈好きなvtuberさんは?〉


「猫又ママとガルデミナ・ウンディーネさん…とかですかね。もちろん他にも大勢いるんですけど、全員言うと時間かかりそうなんで」


:なるほど?

:まあ妥当かな

:ガルちゃんいいよね


「次」

〈よくアクネキと猫山さんに依頼できるだけの資金がありましたね〉


「これ今来たやつですね。今も質問募集中なのでどんどん送ってきてください。

まあもう今辞めたんですけど前の仕事が結構稼げるやつで、さらに退職金も出たのでそれと、あとシンプルに株ですね」


:稼げる仕事!?

:いいなあ

:株できるんもすご


〈来世は何したい?〉


:草ァ!!

:不 謹 慎

:もう来世の話してんのか…


「来世もvtuberになりたいですね〜」


:ほっこり

:もっこり

:草



「あっもうすぐ1時間立ちますね。じゃあそろそろお開きにしますか」


:あともう1時間

:アンコール!アンコール!


「まあ最初なのでこのくらいでね。

じゃあみなさんさようなら〜」


:バイバイ

:死ぬなよー

:草

常に炎上するかもとビクビクしながら描いてます。

感想 ポイント リアクション等よろしくお願いします。

おい今ブラウザバックしようとしたそこのお前!そうお前だよ!

もう1話だけ!もう1話だけ見てってください!

↓なろう版

https://ncode.syosetu.com/n5685me/

↓カクヨム版

https://kakuyomu.jp/my/works/2912051599959420590

↓ハーメルン版

https://syosetu.org/novel/412916/

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