いきなり人物紹介(ネタバレを含むのでアレな人は飛ばしてください)
皇 晴近
主人公。
大抵の事には動じない性格。
でもアリアに関しては別。
伝説のテイマー剣士、吉備津彦の子孫。
そのご先祖様は
きび団子でモンスターをテイムするカリスマと
絶技の域に達した剣術を振るう傑物。
ご先祖様自身、王族の血族だった。
その活躍は目覚ましく、お伽噺の元にもなった。
いわゆる「桃から生まれた太郎さん」的なお話。
皇の歴史の中で、お伽噺にあやかり
一族の誰かがふざけて『瑞穂一』と書いた旗を作る。
その旗は一時期、遥が罰ゲームで持たされていた。
バフ効果はすごいけど
遥が藪に突っ込んだ際に壊れた。
晴近自身、
実はどちらかというとテイマーではなく召喚士寄り。
だけど本人はテイマーと言ってはばからない。
剣技もご先祖様の域まで迫っている。
だが意地でもテイマーを主張している。
モンスターを召喚する時の文言に決まりはない。
テイマー修行時代は地獄を見てきた。
よく分からない謎モンスターを使役する
皇式テイム術の使い手。
さらにはご先祖様伝来の剣術も受け継いでいる。
その辺の剣士では全く相手にならない。
それでも彼は自身をテイマーと言い張る。
現在は別の国の伝説テイマーが使っていたとされる
笛を練習中。
そちらの伝説は街全体のネズミや子供を一気にテイムした。
とても難易度が高い。
晴近は【ドラゴンフルート】という
魔笛を持っている。
遥
聖剣のオーナーで幼馴染み。
神威武装を授かる時期は変なテンションだった。
今では忘れ去りたい過去。
色々と不憫な人。
晴近にはテイムされるし
お風呂中に強制召喚をくらった事すらある。
でも、わりと愛されている。
ふわふわセミロングの髪で女性的。
晴近のことが好きで好きで
略奪愛や愛人枠を狙うたくましい人。
でも本人からは
「アリアがいるから」
と袖にされている。
案外根性があり、振られても決して諦めない。
逆に吹っ切れて積極的にすらなる。
実は途轍もなく一途。
彼女が報われる日は来るのだろうか。
積極的になりすぎて、
とある施設に潜入するさい、
「ふわふわビッチ」
という屈辱的なコードネームで呼ばれた。
アリア
天使族の長の娘。
不幸な登場だったが、すぐに晴近が助けてくれた。
操られていても無意識の内に
リミッターをかけていたので
授与会場の人は誰も殺していない。
助けられた経緯はなんとなく覚えている。
その時に愛情を注いでもらったと思っているので
彼の傍から離れたがらなかった。
再会の時に「きび団子」でテイムされた。
最強兵器を自称しているが、
晴近からは力面で当てにはされていない。
むしろ、前線に立って欲しくないと思われている。
晴近は女性や子供だけを前線で戦わせて、
自分は常に情けなく高見の見物を行う野郎が大嫌い。
テイマーは本来的に後衛職で、モンスターを前衛で戦わせる。
どうやら思うところがあるようだ。
油断すると晴近とイチャつく白米狂。
とある施設に潜入するさい、
「白米クレイジー」
のコードネームで呼ばれた。
雫
人類の英雄。
聖剣、魔剣のオーナーの中でも序列第一位。
晴近に絡んだ時は半ば魔剣の狂気に呑まれていたが、
行った行為は取り返しがつかないので
未だに許してもらっていない。
境遇は哀れではあるが、本人の罪の意識が薄いので
同情もされていない。
魔剣を没収されて人格矯正中。
テイムリストからはリリースされた。
レオナルド(レオレオ)
アリアの実の父親。
天使族の王こと界王。
一時期【さすらいの吟遊天使】を名乗り
旅をしていたが、すぐに部下から連れ戻された。
天界過激派とは違い『ラヴ&ピース』を主張。
旅の途中で修業時代の晴近と出会っている。
一緒に野営中、ギターと笛のコラボで共演。
二人はすぐに意気投合、無二の親友となる。
晴近の事は『ハルチー』と呼ぶ。
晴近はアリアを瀕死に追いやった責任を追及するため
界王を一発殴ろうと思っていた。
レオナルドも馬の骨にアリアを渡したくないため
アリアが男を連れて来たら半殺しにするつもりだった。
結果的に、知り合いだったので事なきを得た。
そもそも晴近をなんとか見つけ出してアリアの婿にし、
義息子として酒を酌み交わすのが夢だった。
伊吹
雫の妹。
姉とは昔、「お姉様」と呼び仲が良かった。
雫が魔剣に狂い始めるとだんだん険悪に。
【ラブリュス】という雷の斧を持つ。
姉のしでかした行為を詫びに晴近の元へ訪れた。
肉親の罪をいくらかでも償うために
晴近には絶対服従中。
基本的に何でも応じてはくれるが
特に恋愛感情があるというわけではない。
お嬢様っぽい言葉を使う。
とある施設に潜入するさい、
「エセお嬢」
のコードネームで呼ばれた。
凱
魔剣聖剣メンバーの中では序列第二位。
【輝剣クラウソラス】の使い手。
雫の次くらいには強い。
雫を破ったという噂を聞き、晴近に勝負を挑んだ。
だが、興味がない晴近からは無視された。
底抜けの善人だが、何とか勝負に持ち込もうと
アリアを人質にしかける。
そこが晴近の逆鱗に触れ、危うくガチで殺されかけた。
以降は最上のお米を上納する代わりに弟子入り。
アリアからは「米農家様」と呼ばれている。
剛剣の才能があり、そこを伸ばしている。
修行中の為【クラウソラス】は使用禁止にされている。
弟子入り以降は晴近の剣士としての実力に惚れ込んでいる。
東雲陛下
人間界の国王。
妙齢の女性。
晴近の遠い親戚のようなもの。
魔王ラファエロ
鬼種の血を引く魔族の王。
本来はかなり強いはずなのだが、
晴近相手にテイマー雑魚発言をしてしまい
【エンペラーオーガ】を召喚され
お仕置きされる。