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徒然  作者: 遮那
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子殺し

すっかり西陽に朱く染められ 人も疎らな商店街

開いてる店から漏れ聞こえるのは 一昔流行った青春ソング


僕と同じ揺れる思春期 言葉にできない不満や不安

ぶつける対象何処かに欲しくて 窓ガラス割ったりバイク盗んだり


誰もがいつかは通る一つの 大人になるための通過儀礼

とは言っても今の僕らに同じ真似はとても出来やしない


自由が欲しいと 誰もが謳って 久しい今でも飽きもせず

何処かで大声張り上げてる 欲の際なし

他人とのし絡み 家庭を築くのは 面倒なんだと表に出しちゃえば

我が子と言えども何処かで邪魔くさい


幼い子供を看るというのは 人だけじゃなく動物も同じ

そこにはアレコレ理屈はいらない 疑問の余地無しそんなの当たり前


技術の進歩を肌身に感じて 「人」の進歩と早合点して

ほんの少しでも思いついたら 良いことのはずだと信じて疑わない


良くも悪くも聡い子供は 薄々ながらも気付いてる

いくら綺麗事言ってたって 僕らは所詮大人の邪魔者


今に生きてる 足りない頭の 大人の雁首 揃えてみたって

何の足しにもなりやしない 碌な考え浮かばない

子供は子供で 捨てられる恐怖 漠と感じてストレスになって

憂さを晴らすため同じ小部屋の

同級生と殺しあうしかない


疎らな食い種一斉群がる 命をかけての椅子取りゲーム

曲流しその様見ている大人は憐みの視線コチラに向けるだけ


各々の時代 縦の時間軸 必死に紡いで生きてた人達

今をふざけて生きたいがために 遺産を食い潰す

未来の為とか 子孫の為とか そんな嘘っぱち子供は見抜いてる

結婚したいとか下らん理由で お腹を痛めて子なんか産むな

本当に子供のことを思うなら

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