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徒然  作者: 遮那
95/152

愛着

天気はぴいかん気温は上昇 これぞ「夏だ!」といった調子で

隠れて奮発水着も新調 後はアイツの出方次第です


アタシより肌白い貧相なモヤシ


性格反対趣味も合わない カラダの相性も

キッカケが何で付き合ってるのか 記憶の彼方


付き合い始めはアタシに合わせて 外でも時々会ってたもんだよ

気付けばアイツのガラクタばかりの 狭いお部屋に引き篭もるばかり


虚しく灯りはチカチカ瞬く


誰にも負けない特技があるとか 程よい優しさも

その他の男と差して変わらない 量産型な彼


このまま惰性で一緒にいたって 得るものはないけど

厄介なことに別れる理由が無い


売り場に一列キレイに並んでる どれも似た商品

買ったはいいけど暫くしちゃえば 段々ボロくなる


次から次へと買い替えちゃうのも 面白いけど

取るに足らない壊れたガラクタ 湧いちゃう愛着

今年もこのまま一緒にいるんだろう

ただしこの夏は意地でも海に行く

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