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徒然  作者: 遮那
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お伽噺

夏の陽射しに強く照らされて

白く輝く広場の教会

暑さに負けずにドレスを着込んで

まさに幸せど真ん中な番い


「結婚はメンドイ」と どっかの誰かが呟いてたな

共感できちゃうトコロもあるけど

アレを見ちゃうとどっかで憧れちゃう(なぜ?)


生まれも育ちもまるで違うような男と女の子

示し合わせずヒョンなトコから若い二人は出会い

結婚までして子供を作り家庭を築くのは

お伽噺みたい とても不思議なこと


今のご時世女の子だって

男に頼らず生きなきゃいけない

それはあんまり今の今まで

持ちつ持たれつやってきたんじゃない?


結婚するのが得か損かと 勘定すること自体がナンセンス

目には見えずとも微かな手触り

それに重きをおけば人生に深み出る(きっと)


生まれも育ちもまるで違うような男と女の子

考え方から何からナニまで全く違うのに

時にケンカし仲良く暮らして添い遂げちゃうのは

お伽噺みたい とても不思議なこと


二人の男女が限りのある命の中で

今のお話が未完に終わるのは当たり前のこと

子なり誰かが続きを書いてはくれないか期待しちゃう

こうして細々「生」を紡いできた

これらを一人が楽だと捨てれば

生きながらにして死んでく他にない

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